バスマン! 最後までご愛読いただきまして、本当にありがとうございました。この場をお借りして、ちょっとあとがき的なことをお話したいと思います。
この作品は構想およそ一年。執筆に2ヶ月半くらいかけて作ったものです。昔から私は妄想癖のあるちょっと痛い野郎でした。きっかけはなんと〝歌〟だったんですね。
なんのことかと言いますと……私はテレビやラジオでビビっときた歌に出会うとですね……その歌に合わせてドラマやアニメのオープニングシーンを重ねて妄想してしまうという痛い癖があったんです(^^;
かねてよりバス運転士を主人公にした物語ってあんまり無いよなぁ……と常々不満を抱えていた私は、そうした想いとその歌との出会いで、バスマン! のドラマのオープニングをビビっと妄想してしまったんです(呆れないでくださいね(^^;)
その歌とは嵐の〝君のうた〟でした。その時今日子のイメージもある女性芸能人をモデルとして浮かんだんですが、敢えて秘密にしておきます。皆さんの好きな今日子でイメージしてあげてください(笑)
それからはもう、もしドラマでバスマン! が制作されたら──ってわくわくするようなシーンをどんどん想像して行ったんです。次第に島崎や佐伯、永嶋……柴田と登場人物が浮かんできました。
そして……ある程度イメージが固まってきたら「これを形にしてみたい」という衝動に駆られるようになりました。バス運転士が主人公の作品が無いのなら、自分で作るしかないだろうと……その時は無謀にも思ってしまったんです。
少しでもこの仕事の大変さや素晴らしさをたくさんの人に知ってもらいたい……その想いだけでもう取り憑かれたように書き続けたんです。
乗務の合間合間に……スマホと無線で繋がるキーボードを購入してカタカタ、カタカタと……
そうして私の魂を注ぎ込み、バスの中でバスマン! は完成しました。本当に感無量でしたね。今まで小説とか本格的に書いたことがなかった私に、あの時は神が降りてきていたように思います。
あんな長編を無事完成させることが出来たのは本当に奇跡に近いです。
そんなバスマン! を皆さんに愛してもらい、本当に涙が出そうなほど嬉しく思っております。本当にありがとうございましたm(__)m
物語は終わってしまいましたが、またカクヨムの中で応募出来そうなコンテストがあれば参加してみたいと思います。
え? 続き……バスマン!②ですか? うーん……①ですら神が降りてきてやっとという感が否めません。細かいアイデアはあっても、2巻の根幹となり、更に今回を超える目標を今日子に与えることが非常に難しいんです。裏を返せば、それだけバスの運転士という仕事は、気が遠くなるほどの日常を何事もなく延々と当たり前のように繰り返す仕事なのだろうと、改めて思った次第なんです。(それがどれだけ大変なことか、皆さんならおわかりだと思いますが)
なので2巻の名言は、今はちょっと差し控えたいと思います。本当にごめんなさい(._.)
何はともあれ、これでひとまず終了です。バスマン! ご贔屓ご愛顧くださいまして、本当に……本当にありがとうございました!
※お友達やご同僚で読み物が好きな方がいたら、是非ご紹介ください。しばらくはそのままにしておきますので☆