昨日は、毎年赴いています「読書感想文」の作成指導に行ってきました。
中には昨年から引き続き参加してくださっているお子様もいてくれて、嬉しいことこの上ありません。
ところで、昨今は「読書感想文の宿題なんていらない」という意見が多く寄せられています。理由は、大人が気に入るような感想を書くように子どもを誘導しているからだ、という事なのですが、このような学校教育批判は大人から気に入られる優等生はこれからの時代にはもう不要だ、という論とともに世間での大半の意見のように見えます。
しかしながら、私はこう考えます。
読書感想文は夢を見る力を育てる、大切な心のトレーニングです。
人は心の成長とともに、やがて自我が発達・確立されていくのですが、物語を読んで登場人物に感情移入したり、登場人物と同じような体験を追体験(擬似体験)することは、自分自身と向き合う前段階で行う必要がある、とても大切な心のトレーニングなのです。