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『山草さん家のはらい者』ひとまず一話が出来上がりました

 あななあああああああっ!!!! あ、これは感動詞ですよ!
 いやあっ、ははは! 終わりました、終わりました!

 ようやく出来上がりました。
 角つば〆切どうにか間に合いました! ばっざーい!

 ――いやあ、これは絶対に間に合わせなければ! と思っていたので素直に嬉しいです。本当に。

 じゃあ、ほんの少しばかりあとがきちっくな雑記をば。

 このお話の超外枠は既に中学二年生頃には出来上がっていました。
 しかしその時は死ネタ大好き人間。このままで良いはずはない。
 だけど、出したい。何とか形にして世に出したい。

 そんな思いを込めましてTwitterにへるぷを出した所、自分の斜め上の所から天の助けが!!

 木霊風理さん(以下木霊さん)からDM直接アターック!!
 相談に乗ってくださるとのことでした。
 星、感涙っ!!

 そこで四作分の作品アイデアについてお互いの意見をぶつけまして、最終的に自分の創作の形に出来そうだという事でまとまったのが
『猛毒少年にご用心』

本作『山草さん家のはらい者』
でした。

 で、ここからが超個人戦になったわけなんですが……。
 いや、ころなんとかですよ。おかげで星、課題パラダイスで中々原稿に手を付けられない。
 よって『猛毒少年』は落としてしまいました。ううう……来年頑張るよー。お兄ちゃん、来年頑張るからねー、木霊さんー!

 それと、こうやって相談に乗ってくださった木霊さんですが、今はこの近況ノートを見れるのかどうかも分からない状況……。
 課題に追われながら彼の休暇のお知らせ見て、心に決めました。

 絶対これだけでも完結させなければ! なんて言う風に。

 さて、ここから本編のお話です。

 星が大事にしているのは「フィクションという形を借りて伝えたいメッセージを伝える」ということです。
 これは高校生ぐらいの時にコンクールで頂いた言葉で、それ以来特に大事にしています。
 今回一番伝えたかったことは何でしょうか。
 分かったかな……?
 そこが何だか不安ではありますが、少しでも刺さってくれれば良いのです。誰かに。
 ――というか届くのはほんの一握りの人かもしれません。
 分かんないけど

 さてさて。そんな風に焦らすのはやめてそろそろ正解を言いましょう
 星、実はいじめっ子だらけの環境で育ったんですね
 小学生の頃は敵を沢山作り、何でこんなに息苦しいのかな? と思って心理学の本を小学五年生の時から読むようになって(和樹君が小学五年生なのはこういう事情からですね。うん、どうでもいいな)それから少しずつ準備を始めて、中学一年生でその心理学で学んだことを念頭にして生き始めました。
 敵は少なくなりましたが……それだと相手が面白くないのか、それとも他の町の子が強すぎたのか。
 どうかは知りませんが今度は親しくしていたお友達がいじめられるようになってしまいました。
 苦痛に身悶えする毎日です。
 自分以外は皆「敵」になってしまいましたから、周りに助けを求めるのも難しく、先生に言っても基本は変わりません。
 先生が直さないんじゃないんです。彼らの心が変わろうとしないのです。

 悪い意味で田舎くさい場所でした。
 小学校の頃は分け隔ての「わ」の字も知らないような連中だったのですが。

 星は万人の心を全て分かってあげられるような聖人様聖母様ではないので、万人向けは書けません。
 しかしどこかピンポイントで探して見ると確かに存在している困った人々。
 彼らに寄り添うことならばできる、そう思いました。
 前置きがちょっと長くなった気がしますが、今回はそういうわけなので自分みたいな「はさまれている人々」の気持ちに寄り添って書いたつもりです。――そして一部、いじめっ子、いじめられっ子にも。

 はさまれている人々が持たなくてはいけないのは報復にあうかもしれないという恐怖に耐える力、そして勇気。
 皆良い子でありたいので良心はあるはずなんです。だから彼らが悪いというわけではないんです。(誰に対しても同じですよ)
 しかしそこに思い切って突っ込んで「彼らに寄り添う地位」みたいなものを獲得するまでが厳しい。
 昔の独裁者とか見れば分かるでしょう。いじめっ子の地位についてしまうと、その子たちも簡単には戻れないのです。――裏切り者を徹底的に排除したりするかもしれません。
 しかし「いじめる地位」と「いじめられる地位」に閉じ込められた人々と比べ、唯一どちら側にもなれる自由の人が「挟まれた人々」なのだと思っています。――そのどちら側につくのがその時の自分の正義なのかを良く考えてみなければいけません。
 その時に必要なのが飛び込む勇気でしょう。
 本編でもいじめる存在――いわゆる「奴」、そしていじめられる存在――今回でいう黒耀、ナナシ。後者を救うために戦闘でようやく和樹が飛び出しましたね。
 そして最後に彼は一言こういうのです。
「黒耀とナナシを救えて良かった」
と。

 その時は怖くても、あきらめないで仲間を増やせばもしかしたら凝り固まった状況から抜け出せるかもしれません。
 その時に大事なのは信じ抜く事。
 残念ながら星に一番欠如していて、かつ一番欲しい能力ですが、まだまだ子どもの皆さんには付けられる能力だと信じています。
 まずは、何よりも先に、相手を良く知って欲しいです。
 仲介者がどのような行動をとるかによって変わる事もあるかもしれないのですから。
 ――こんな言い方してしまうとプレッシャーだ云々言われてしまうかもしれませんが、これは自戒でもあるので、皆さん全員にそうしろと言っているわけではないのですよ
 ……その子がもう離れてすっかり忘れる存在となったはずのメンツを見て怯えて逃げ出したその横顔をいつまでも忘れられないのです。
 後悔する前に、なんて思ったのです。

 そして、いじめっ子、いじめられっ子の皆さん。
 自分と違う存在を認めたくない。
 これは生存本能に従うものなのかもしれませんね。どんなに言って聞かせてもいじめがなくならないのはそういう事でしょう。
 しかし「認める努力をしても」どうしても認められなかったか、「認める努力もせずに」頭ごなしに否定するかどうかでは雲泥の差があります。
 それを妖達の姿勢に乗せて、語り掛けてみたつもりです。
 彼らのモットーは悪霊でも取り締まったりはしない、その時々に応じて注意したりする、です。
 その中でもどうしても許せないのが「奴」であった、と。
 黒耀の扱いを見た皆さんならもしかしたら分かってくれるかもしれない……。
 でも、立ち直るきっかけさえあれば立ち直ることは十分可能である。
 ナナシがそうでしたね……。あんなにとがっていましたけど、彼を責めまくるのではなく、彼の良い所も認めて和解していました。
 星の「今現在」の理想はそれなのです。
 明日はどうなるかとかは分かりません。でも、絶対悪い! と思い込んでいる人を良く見てみればもしかしたらいい所は見つかるかもしれない。
 星はこの年になって、改めてそう実感することがありました。
 不思議ですね。

 人間関係は難しいです。手放しにほいほいっとどうにでもなるものではありません。
 でも、それについてもう一度考えてもらえたなら。
 星 太一はそれで満足なのです。

 あああ……なんかめちゃくちゃ先生みたいになってましたね……。
 反省……。
 でも、これが星の伝えたかった全てなのです! 言いたかったのです、何か……。

 さあさあ、最後に。お礼の言葉を申し述べます。

 愛すべきフォロワー様
 齋藤瑞穂さん
 乃木ちひろさん
 木霊風理さん
 じゃっくさん
 @yuu17さん
 @yaminabepartyさん
 梅しばさん
 花田春菜さん

 こんなにも多くの方に読んでもらえた&読む予約をしていただけたのですね……! 改めて感謝至極です!

 (今現在)毎話応援を下さった方
 乃木ちひろさん
 花田春菜さん

 励みになっております! にやにやしながら見てます!

 毎回(!)応援コメントをくださった方
 乃木ちひろさん

 ちひろさあああああああん!!!!
 完結しちゃいましたよ! 何とか間に合いました笑笑

 お星さまを下さった皆様
 じゃっくさん
 梅しばさん
 乃木ちひろさん
 踏澗石ちまきさん

 涙駄々洩れです、感涙!

 また、ここまで読んで下さった読者様はありがとうございました。
 お名前が分からないのが何だか悔しいのですが、皆様に多大なる感謝、そして拝復拝礼を。

 そしてそして……。
 Special Thanks
 木霊風理さん

 木霊さん! 完結させましたよ!!
 ほら、ほら、ほら!!
 ……待ってますからね!! 来るまで消しませんよー!!
 更新もしてもらえなくっちゃあ死ねませんしね! 何より妖ウォの通信とか、茶番とか約束もてんこ盛りですから!!

 ――、――。

 ではでは最後にここまで読んで下さった皆様に敬意を表しまして。

 Bonum nocte.

 良い夢を。

P.S.

 二話以降もこちらで更新予定です!
『山草さん家のはらい者 ―episodes―』
 で更新予定です。是非チェックしてみてください!
 二話の一話(ヤヤコシイ)が出来上がりましたらまたお知らせいたします。

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