前回、ネットフレックスの「浅草キッド」を観た話を書きました。それ以降、僕のスマホには、その情報がいち早く表示されます。その気もないのに、頻繁に表示されると、かなり煩わしいものです。
AI、いい加減にしろよ!
そんな風に叫びたくなります。ただ、それでも、そうした記事は、斜め読みでも読んでみたりします。全てが絶賛の評価で、ビートたけしがニュースキャスターを卒業するのは、劇団ひとり監督の「浅草キッド」が影響した! そんな論調が目立ちます。僕は、真実は知りません。
ただ、あり得るだろうな、とは思います。
昔、「AKIRA」が絶賛された時、手塚治虫が苦虫を噛みつぶして……みたいな話を読んだことがあります。負けず嫌いな根性が先走って、
「俺だって!」
と、言いたくなるのでしょう。
そうした気持ちって、大切ですよね。っていうか、最初のスタートって、そんなもんじゃないんですか。反骨精神みたいな、激情って必要だと思います。走り出してみてから、色々なことに気が付いた。そんなことはあるのでしょう。
自分の死を意識して、初めて腰が上がる。このままでいいのか?
誰にでも、一生のうちで経験することなのかもしれません、大小は別にして。腰を上げるときというのは、今かもしれません。