今日、色々なものを頂きました。会社の先輩からは、大きな白菜を二つ、頂きました。悪友からは、太刀魚の幼魚サゴシを二匹と大きな海老芋をいただきました。更には、息子を治療してくれている先生から中国のお酒をいただきました。名前を「五狼液」と言います。
サゴシは、二枚に下して塩を振り、焼き魚として頂きました。とても上品な焼き魚で、日本酒を合わせると非常に美味しい。昨日から仕込んでおいた、大根の煮つけとも相まって、晩酌が進みました。
さて、ラストは五狼液というお酒です。ネットで調べると、非常に高いお酒だということを知りました。最近は便利ですね。何かと、先にネットで情報を知ることが出来る……。
日本酒も程ほどに飲み、気持ちよくなってから「五狼液」の封を開けることにしました。しかし、プラスチックの透明パックに梱包された五狼液を取り出す方法が分かりません。仕方なく、箱を潰して、中の小さなボトルを取り出しました。封を開けると、ネットの情報通り、バナナのような果実の匂いが漂います。コップに注ぎ口に含むと、パンチの強い穀物の香りが口の中に広がります。沖縄の泡盛も結構癖の強いお酒ですが、あんな感じで香りの暴力が口の中に広がります。
結構、美味い……。
アテは要りません。……ていうか、このお酒に合わせるアテが思いつきません。多くのお酒が食中酒であるのに、このお酒は、一人、孤高の高みを目指しているような、様々なものを突き放した個性を感じます。その個性の強いこと強いこと……。
この文章を打っている今も、五狼液の香りが口の中を漂っています。良い経験になりました。ありがとうございました。