• 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他

遠出:フレンチ料理

世の中には美味しいものが、たくさんあります。

私は、自分へのご褒美として、私の大好きなお店に、ご馳走を食べに行きます。

正直なところ、実食するまでは、その価値がまるで解らなかった料理です。

フレンチ料理

まず、ハードルが高いので、取っつきにくい。マナーだとか、服装だとか、初めてだと、不安になります。

初めて食べたのは城崎温泉からの帰り。
フレンチのお店で¥1500の弁当が食べられると、某旅行雑誌るるぶを見て、ランチで入店したのが始まりでした。
お弁当とは言うものの、イートインでいただきます。その内容はサラダとステーキとエビフライと言う、とてもシンプルなお弁当だったのです。

しかし、どうでしょう?食べてびっくり!?何、この美味しい野菜!?サラダ?サラダだよね?
そう。先ずサラダに驚いたのです。シェフに聞くと、近くの農家で採れたものだそうで、店のドレッシングをかけただけだそう。なにその特選野菜!?と、思いましたが、本当にシンプルなサラダなのに、実に味わい深い。

次にエビフライ。サクッと心地良い食感のあと、プリッとした海老の身が歯を受け止めて、プツン、と、切れる。当たり前?とんでもない!!火の入れ方が完璧じゃないとこうは行きません。生焼けだとグズグズした、食感になるし、少し火を通しすぎると、身は固くなります。当然そのままで美味しいこのエビフライ。備え付けのタルタルがまた普通じゃない!!私は元来そんなにタルタルを付けないのですが、美味しすぎて、全部付けてしまいました。

もうここまで来たらステーキに期待せずにはおられません!!期待度MAXと言うハードル。それを難なく超えてくれると期待しつつ、口に運ぶ。

うん………………………まっ!!

思わず声に出してしまうほどでした。まあ、値段とお弁当と言う事から、そんなに大きなステーキではありません。なのにどうです!?このピンク色の綺麗な火の通り方!?先ず香ばしく、柔らかく、咬むたびに溢れる肉汁!!口の中でソースと相まって、それはもう至福の喜び!まさに口福!!

と、言うわけで、このお店の虜になってしまってからと言うもの、毎年この店に通うようになり、次の時にはランチコース、その次の時にはランチのフルコース、その次の時にはディナーフルコース、その次の時にはスペシャルコースと、店に来るたびに食べるコースのグレードが上がりました。
ある年はイベントラリーに参加して、月替りでメニューが変わるイベントメニューを制覇したことも。

今ではシェフとは友達で、店に行くたびに新しい驚きを与えてくれます。

で、本日は、グルメコース。

既に過去の感動を書きすぎて、長文になっているので、お店とコース内容だけご紹介。



兵庫県養父市

フランス料理
レストラン ラ・リビエール


営業時間
ランチ  11:30~14:30 / ドアクローズ 13:30
ディナー 17:30~22:00 / ドアクローズ 20:00
定休日
月曜日 ・ 火曜日 *但し祝日の場合は営業いたします
*全席禁煙
駐車場:14台


本日のグルメコース

・グジェール:左上
・海鮮サラダ:左中
・鴨のコンフィ フォアグラ添え:左下
・サザエのガーリック焼き:右上
・甘鯛の鱗焼き:中下
・但馬牛のステーキシェフの気まぐれ(左フィレ肉のトリュフソース・右ロース肉の和風仕立て):中上
・柑橘類のテリーヌ仕立て:右中
・食後の飲み物(teejのダージリンお茶菓子付):右下


となります。

ひっじょ──っに、行きにくい場所にありますが、私は、わざわざこの店に行くために、車を走らせます。但馬や丹波の方に足を運ばれる方で、興味のある方は是非。

12件のコメント

  • なんてオシャンティなお食事をされているのですか!
    フランス料理ってなんか敷居が高いイメージがあるんですけど、ランチから始めるって手がありましたか。
    ついついお手軽で入りやすいトラットリアに行きがち。
  • 素晴らしい食レポ……お写真もまたなんて魅力的な( ´△`)
    見てるだけで満足です……嘘です食べたいです……。
  • フレンチ~。
    行かなくちゃ、でしょ。
    まずは足の確保。
  • ハルパさん

    このお店はラフな格好でも大丈夫ですし、なんならお箸でいただけるカジュアルなお店です。

    が、味は世界に通じる本物です。(シェフは海外にお手伝いに行ったり呼び出されたりしていて、NYのノブさんとも知り合いです)
    遠いのだけが玉に瑕。

    最近はおでんでフレンチが気軽に楽しめる紅白さんや、俺のシリーズの、俺のフレンチなど、お気軽に本格フレンチが楽しめるお店も増えましたし、仰る通り、ランチなどから入るのも良いですね。何でも知らなければ、その価値は解りません。

    どうか、初めのフレンチが、お口に合う事をお祈り申し上げます。
  • 壱単位さま

    その昔、このお店のことを伝えたくてブログを書いていた事があります。しかし、何を言っても、食べてもらえなければ、その実際は伝わらないと思います。
    この感動を共有したい、そう思える人と、行くお店ですね。

    コメントありがとうございますm(_ _)m
  • オカン🐷さま

    私は、身体がどんなに朽ちかけていようとも、このお店には通いたいと思っております。なんなら最後の晩餐にこのお店でも構わないとさえ思っております。
    機会があるなら是非!足の確保を!帰りに道の駅、但馬のまほろばへ寄るのが定番コース。今夜も道の駅でゲットしたお野菜です(*´﹃`*)
  • こんばんは。

    写真のお料理も、ものすっっごく美味しそうで素敵なのですが、そこに辿り着く前の食レポでよだれ垂れかけましたよ!(泣)
  • 幸まるさま

    写真のお料理の食レポを書くと、何千文字になるのか恐ろしくなり、以前食べた弁当にしたのですが、それでも長かったみたいです。しかし、食べたことも見たこともない料理の食レポよりも、誰でも食べたことのある料理の方が、より伝わります。何故なら容易に想像出来るからでございます。

    その想像した美味しさを感じた上で、今日のコース。どんなに美味しいものかと、興味しかないでしょう。

    今日、食べたコースは、食レポの弁当を遥かに凌駕するものでございますれば、その喜びもまた然り。

    例えば、アミューズとして出されるグジェール。チーズを練り込んだだけのシュー生地の様なものなのですが、侮るなかれ!
    先ず、グリュイエールチーズの香りが鼻腔を擽ります。その香りに誘われるままに、その手につまみ、口に運ぶ。サクッ、と小気味よい食感。口に広がる塩味と香り。モチッと伸びる生地。口の中でサクッとモッチリが合わさります。噛むほどにチーズの旨味が口に広がり、もう一口、と、思わせておきながら、もう無い!ナンテ巧妙な罠!?いや、これは、次のオードブルに繋がるインサートに過ぎないのです。

    ……ほら?こんなに長くなるでしょう?

    と言うわけで、本日のコースの食レポは割愛させていただきますm(_ _)m

    コメントありがとうございますm(_ _)m
  • うまそうなんてもんじゃない!眼福ですね♪

    ちょっと遠くて行けないのが残念過ぎる!
    くぅぅ~(T0T)
  • 🔨大木 げんさま

    うまそうなんてもんではなく、事実旨い。このお店、じつはケーキ屋であるカタシマが運営しているのですが、デザートも出来合いのものではなく、ちゃんとパティシエが作ってくれるのです。

    そうなんです、とにかく遠く、行きにくいところにある。それだけが紹介し辛いところなんです。

    コメントありがとうございますm(_ _)m
  • 美味しそうです。

    昔、鳥人間コンテストを見に行って、近くのホテル(必ず映ってる割と特徴的な外見のホテルです)に泊まって、コースを食べました。

    美味しかったです。

    ところで、レストラン内は、Tシャツ、短パンばっかりという状態……みんな大会出場者とかテレビスタッフだったんでしょう。
  • 獅子2の16乗さま

    フレンチレストランで全員Tシャツ短パンはけっこうシュールな絵面ですね(笑)

    鳥人間コンテスト、とても懐かしいですね。テレビでよく見ていましたが、生で見たことはありませんね!
    滋賀は今、わりと熱いグルメスポットです。フレンチに限らず、スイーツなんかでもとても注目されております。
    しかし、彦根まで行くなら、オモウマイお店の、「コウゲ」さんに行ってしまいそうです(笑)

    コメントありがとうございますm(_ _)m
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する