面倒を見られなくなったり、お世話ができなくなったりしてやむなくお地蔵様を撤去・処分・移設~永代供養などの地蔵じまいをすることが増えてきています。
例えば、町内会の高齢化でお地蔵様の世話をする人がいなくなるという事例です。また、土地・不動産などの売買によりお地蔵さま及びお地蔵さまが設置されている祠(ほこら)を撤去しなければならないという事例も多いです。
今回はそうしたお地蔵じまいの際によく起こるトラブル実例を見ながら、事前防止策と具体的な地蔵じまいの方法を解説し、最後にチェックリストとしてまとめます。
①世話をする人がいなくなるパターン
主に町内会など近隣有志が管理やお世話をしている場合に多いです。管理人・世話人の高齢化によりお地蔵様の日々の面倒を見る人が誰もいなくなるパターンです。町内会で協議したうえ、そのままお地蔵さまを放置したままにするより、いっそ仕舞いをしたほうが良いという結論に達することがだんだんと増えてきています。
②土地・不動産の売買によるパターン
お地蔵様の設置場所の土地所有者がその土地・不動産を売却するケースです。この時、お地蔵さまが置いてあるままだと買い手が嫌がり売れなくなることが多いので、やむなく撤去するパターンです。ただし、地蔵撤去には近隣住民の反対がある場合が多いので対応が必要です。
③建設工事によるパターン
家屋・マンションの新設や建て替え、道路拡張などの建設工事により、お地蔵さまや祠を撤去する必要があるケースです。公共工事などで役所から移設場所を確保してもらえる場合はよいのですが、そうでない場合は地蔵を撤去処分したり移設する必要が出てきます。
(Google検索にて)