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140字小説『高級志向』

140字小説『高級志向』

高級住宅街での配達はいつも緊張する。
扱う荷物は高級品だし、もしも届け先の豪邸を少しでも汚したら……。

今日も無事に配達が終わり、緊張で乾いた喉が苦しい。
財布を取り出し、自動販売機に近づく。

「……はぁ」

やっぱり高級住宅街は苦手だ。
硬貨を握り、紙幣しか受け付けない自動販売機を見つめた。


過去の140字小説はこちら
https://kakuyomu.jp/works/16818023213838976665




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