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小説を書いていて、一番うれしかった時の話

小説を書いていて、一番うれしかった時の話なんですが。

将棋ラブコメを書いていた時、最終回ぐらいの時にちょうどコロナの混乱が始まってしまったんですよ。
あの時は、全部自粛で学生の読者さんたちも、修学旅行とか部活とかがなくなってしまった。
学生時代の一番大事なイベントだと思います。

だから、一日の最後くらいは暇つぶしになる小説をみんなに読んでもらおうと毎日夜に更新宣言とかして猛烈に書きまくっていました。
実は、自分はインフラ関係の仕事なので、ライフライン確保のために、在宅になるわけでもなく、コロナ対策とかもろもろの仕事もヤバかったんですが、ほぼ毎日更新を2年くらい続けました。

そして、リアルが修羅場な時に、将棋ラブコメを無事に完結することができました。

それで完結した後、高校生かな?
学生の読者の方に……


「学生最後の部活の大会は、中止になってしまいました。でも、Dさんの小説で、それを実際に体験できたように思うので、今度は受験頑張ります」
という感想をもらったんですよね。


あの時は嬉しすぎて、目が潤んでいました。

少しでも人の幸せに寄与できたんだなと。

その感想が自分の小説を更新し続けるための、原点になっているんだろうなと思います。
友達の医療関係者の人は、自分なんかよりもっと大変だったと聞いていますし。

別にコンテストで最終選考落選が続いても、それで楽しんでいる読者の人がいるはずだとわかったので。
コロナが落ち着いて、日常が戻ってきましたが、あの時の経験は今でも自分の中で生きていると思います。

本になろうがなるまいが、多くの人に楽しんでもらえる小説を書きたい。
それが信条となっています。

自分みたいな趣味の小説でも、楽しんでくれる人がたくさんいるのが幸せなんですよね。

歳を取ったら「今どきの若者は・・・」なんて言いガチですが……
自分は趣味が将棋と卓球だったりして。その2つの分野で、藤井聡太さんや張本智和さんや伊藤美誠さんが第一線で活躍していて。

今の若者すごすぎ。なんて思ったりもしている中年です。

だから、若い人たちが少しでも楽しんでもらえるようなエンタメを細々とでもいいから提供できればいいななんて思っています。

若い人たちは大事な時に我慢を続けていたんだから、その若い人たちに少しでも楽しいことを提供したい。

我慢した分、幸せになって欲しい。
無駄に人生の先輩になってしまった自分のエゴみたいな気持ちだったりもします。

もうすぐ、「追放公爵~」が完結なので、少しノスタルジックに自分語りしてみました笑

明日、小説を更新できると思いますんので少々、お待ちください。

2件のコメント

  • 自分が知らないどこかで、知らない人の心を癒せてるって素晴らしい。
  • 椎名アルトさん、いつもありがとうございます( ;∀;)

    本当に書いていてよかったと思いました!!
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