ぎゅうぎゅうに絞られても、まだ滴る。
もう限界だって言ってるのに、さらに搾られる。
それが今の財務省、そして日本の財政だ。
国民の生活は厳しい。
物価は上がる、税金は増える、でも賃金は伸び悩む。
それでも財務省は「財政健全化」を唱え続ける。
「国の借金がGDPの260%を超えた」と、まるで時計の針が止まったように、同じ論理を繰り返す。
だが、もう聞き飽きた。
確かに、財政のバランスは大切だ。
無計画に借金を増やせば、未来にツケが回る。
だが、今を生きる人たちが疲弊し、社会の活力が失われるなら、何のための財政再建なのか。
ぼろ雑巾は思う。
「なあ、もう少し乾かしてくれよ」
「せめて、少しだけ風に当たる時間をくれよ」
無駄遣いを減らすことは大事だ。
だが、単なる「数字合わせ」の削減ではなく、未来を見据えた予算配分が必要だ。
特別会計の透明化は避けられない課題。
過去の「前例踏襲」の予算編成ではなく、国民が納得できる形に変えていくべきだ。
向かいたい財務省は、
「ただ絞る」ことに執着しない財務省。
「どうやって経済を成長させ、負担を分散するか」を考える財務省。
「国民の財布を軽くすることを、財政の安定と両立させる」財務省。
牛乳をたっぷり吸ったぼろ雑巾は、最後にこう言いたい。
「もう、いい加減にしろよ」
「一度、しっかり洗って、新しい布で拭こうぜ」