最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いろんな声が聞こえてきそうです。
はい、確信犯です。
ここからネタバレがあります、ご注意ください。
この作品を書いたきっかけは、カクヨムやなろう系で溢れかえっている作品を読んでいて、ふと思ったことでした。
誤解しないでください。私は萌え系作品や読者を批判したいわけではありません。フィクションだからこそ楽しめる世界があるし、それは大切なことだと思います。
ただ、「なぜ僕たちはこういう物語に惹かれるのか」ということを、一度立ち止まって考えてみても面白いんじゃないかと思ったんです。
だからこそ、現実を突きつけるのが残酷だということも、よく分かっています。
ましてや、カクヨムに載せるのは反則だろうと。
みゆきの「あなたは悪い人じゃない」という最後の言葉。これが一番残酷だと書いたのは、善悪の問題じゃないからです。僕たちは誰も悪人じゃない。でも、良い人同士でも、間違った関係は生まれてしまうし、評価を下すのは第三者なのです。
それが、現実の複雑さなんだと思います。
カクヨムで萌えを求めて読んでくださった読者の皆さん、期待を裏切ってしまって申し訳ありませんでした。でも最後まで読んでいただけたということは、少しでも何かを感じ取っていただけたのかもしれません。
コメント欄では賛否両論あると思いますが、それも含めて楽しみにしています。
「面白かった」でも「胸糞悪い」でも「騙された」でも、何でも構いません。何か感想をいただけると嬉しいです。
もし「もっと普通の萌え小説を書け」というリクエストがあれば...考えてみます(笑)
それでは、また次の作品でお会いしましょう。
/dev/nullの神からのお告げ
「一ミリも萌えなかった者だけが石を投げなさい。」