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2022年4月まとめ 川越、友達の家へ行くこと、417の日

4月のツイートを遡ってみても、特に世間についてそねむような文言は見当たらなかったが、ウクライナの戦争は泥沼化していた。不二子不二雄A氏が亡くなった。僕はだいたい毎日テトリスエフェクトで遊び、たまに本を読んで、朝になったらマスクをして労働に出かけて行った。平穏な一ヶ月だった。


とはいえ、腰痛スタートの4月である。原因は多分、テトリスだと思う。ちゃんとした椅子に座らず、マットレスや、ぺったんこになった人を駄目にするクッションを背もたれにしてゲームに熱中していると、腰が「もう無理っす」と言って痛みを訴えだした。右足を前にだすと右腰が痛むという歩くのにも支障がでそうな痛みで、「やってしまった」と思ったら、奥さんのススメでロキソニンを服用したら治った。ロキソニンは対処療法に過ぎないと思っていたのだけど、いつまで経っても痛みがぶり返さなくて大変驚いた。メカニズムは知らない。きっと神の薬だからだと思う。ロキソニンありがとう。


3回目のワクチンを打った。もう慣れたものである。予約の都合上、1回目、2回目と違う場所で打ったのが新鮮だった。小さなクリニックで、待合室は満員だった。先生は「ファイザー・ファイザー・モデルナは一番抗体が出来る組み合わせだからね」と言いながらブスッと僕の左腕に注射をした。別の待合室で15分待機してから帰った。昼ごはんは何を食べたんだろう? スーパーでお寿司でも買って食べたような気がする。副反応は腕が痛い程度で、ほぼ無かった。


ふと思い付いて、川越へ行った。学生の頃に僕が一人暮らしをしていたアパートや、通っていた定食屋さんの事が気になったのだ。最後に行ったのが二十年ぐらい前の事だから、だいぶ様変わりしていた。僕が住んでいたアパートのポストには孫さんの名前が差し込まれていて、その隣の住人は僕が記憶する限り、二十年前と変わっていなかった。まさか同一人物だろうか? 僕が住んでいた部屋は相変わらずゴキブリが沢山出現するのだろうか? わからない。大家の庭の犬小屋はそのままで、毎朝駆け回っていた大型犬二匹の姿は見当たらなかった。それはそうだ。昼から夕方に掛けてあちこち歩いて、たまらず駅の餃子屋さんで飲酒した。飲まずにはいられない、という気持ちは久々だった。主な活動時間だった夜になる前に、東武東上線に乗って帰った。本当は夜に行くべきだったのかも知れない、と思わなくもないのだけど、怖いから無理だ。何が怖いのかは自分でも分からんのだけど。


引っ越しをした、という友人の高野ザンクの家へ遊びに行った。
先月か、先々月か忘れたが、かつてのバイト仲間で、立派な父親になった友人の家へ遊びに行ったので、ここ数年全く無かった「ともだちの家へ 遊びに行く」というイベントが立て続けに起こったという事になる。一体何が起こったというのだろう。そういう風の吹きまわしなのかも知れない。誘われたらほいほい行くのが僕なのだから、もちろん「YES! WE CAN!」の一言で参上つかまつる事に決めた。一言でもないし、今さらのオバマだが。っつーか会話にもなってねえな。

車で迎えに来ていただいて、何ならと僕の住処も軽く案内した。十年間住んでいる今の僕の家に上がった知り合いは三人おり、一人目は引っ越しの際に車を出してくれた友人で、二人目は職場の人(布団に思い切りゲロ吐かれた)で、三人目が高野ザンクという事になる。特に感想は聞いていないけど、まぁ特に片付けていないあるがままの姿なので聞かなくても大体分かる。灼熱の陽が照り付ける中、MAZDAに乗ってTrySailのラジオCDを聴きながら(時々頭がおかしくなるくらいやかましかった)ネオ・ザンク亭に乗り込んで、毎月やっている読書感想ツイキャスをやった。車内はエアコンで快適であったし、途中で「友人宅と言ったらピザであろう」という結論を得てピザーラでLサイズを一つ買った。ピザハットやドミノに比べたらご馳走である。本来僕が奢るべき所であったが、そしてこれからの割り勘であった。大変に申し訳ないと思うております。手土産はワイン4本だったので許してくれると思う。

ピザを食べながらメガドラミニで遊んだり、TrySailのMV集を観たりと学生時代を思い出す充実した遊びっぷりだった。でも僕は川越に行った時、楽しい事もあったけど、辛い事の方が多かった事を思い出したばっかりだったので、学生時代よりも今の方がよっぽど充実してんじゃん、と思った。学生の時の僕だったら、こんなに楽しめなかったんじゃないか、という気がする。うまく言えないけど。そういう事をぼんやり考えながら、帰りは一人電車で帰った。西武池袋線で。



その数日後、417の日に参戦した。場所は千葉県は松戸、森のホール21である。松戸は比較的近いが、森のホールは遠い。何を言っているのか分からないと思うが、ありのままを話す。自宅から、横浜のみなとみらいへ行くのと大体同じくらい時間が掛かった。近いのに。不思議だね!(ロリボイス) TrySail所属、千葉県出身の夏川椎菜ちゃんは毎年4月17日にシ・イ・ナにちなんでイベントを催すのです。千葉で。僕とザンクは昨年に続き2回目の参戦。途中、松戸のクソデカマクドナルドで集合し、レジに並ぶ(ザンク)vs モバイルオーダー(僕)でギクシャクしつつ、新京成線で八柱まで乗り込んだ。昨年も千葉駅からのロープウェイで、みなとみらいへ行くのと同じくらい時間が掛かった。1みなとみらい、換算一時間半である。2みなとみらいでワンチャン台湾行けそう。

しかし、そういう非日常の場所へ誘ってくれるのが我々夏川椎菜ちゃんのいい所である。ナンスが「ここでやる」と言うから俺たちもそこに乗り込むのだ。ナンス以外が、例えば親戚や会社関係の人が「ここでやる!(森のホール)」と言っても、「ちょっと赤紙きたんで」とか「(イマジナリーdogの)お腹が痛いんで休みます」とか適当な理由を付けて、決してそこには行かないであろう。行く訳がない。遠いから。でも、ナンスちゃんが「ここでやる!」と言ったら秒でグッズ付きチケットに応募し、楽しみに開催日を待つと言う現象が生じうる訳なんですね。不思議だね!(ロリボイス) 実を言うと、オタク達がぞろぞろと連れ立って、駅から会場へ向かう雰囲気が結構好きだったりする。あの、知り合いじゃないけど、お互いを知ってるような微妙な距離感がたまらなく好きなんです。だから417の日は遠ければ遠いほど、燃えます(そういう結論ではない)

内容は、ナンスちゃんのカラオケを見守る会でした。最高でした、かわいくて。あの友達感は本当に一体なんなの。好き、of 好き。ザンクさんが明日仕事という事で、松戸駅で解散。




今月の読書感想ツイキャスは朝井リョウ著『正欲』について語った。
https://youtu.be/zruoLnVFWs8

Amazonから届いた時、あまりの厚さに読み終える事ができるか不安になってしまったのだけど、あっという間に終わってしまった。朝井さんの小説は初めて読んだのだけど、原作の小説である映画『何者』は観たことがあって、名作だったのは知っていた。登場人物がどこかで見たことがある……っていうか、それ・あれ・あいつ俺じゃね??という、小説を読む時、つい「俺」を探してしまう方面の読み人である僕にとって大変に楽しめる小説でありました。読み進めるに従って、その俺だと思っていた人が、「(こんなやつが)お前なんだよ!!!!!」っていつのまにか指を突き付けられているような気がしてそわそわしてしまう。映画もそういう感じだった。ファンになってしまい、エッセイ「時をかけるゆとり」も買って読了、今は手元にエッセイ集のおかわり「風と共にゆとりぬ」がある。エッセイはただただ笑える。リア充寄りの気の良いお兄さんという感じである。そういう人がああいう小説を書くのがまた怖くていい。

アフタートークは、カクヨムで開催されたKACにおいて、高野ザンク作品群と僕が書いたものに点数を付けるという狼藉を働かせていただいたので、その品評会というか、そういう感じである。祭りだから許されるいやむしろ、祭りでなかったら点数を付けるなんて絶対やらねえよな、というドキドキワクワクの禁断のツイキャスであるので、聞いても聞かなくても大丈夫です。人が書いた掌編に本人を目の前にして感想を述べるというのは滅多にない経験で楽しかったです。
【第20回アフタートーク われらのKAC2022フォーエバー (2022.04.12)】
https://youtu.be/iNdHxhfwyLw


次回読書感想ツイキャスは『流浪の月』凪良ゆう著、五月二十日(金)開催時間は未定、場所は松戸の森のホール21です。嘘です。リモートだ、リモート。リモートと妹は似ている。



観た映画(TV・アマプラ・ネトフリ) ☆おすすめ △尖ってる
ハードウェイ☆
ライリーノース ー復讐の女神
オールドボーイ(アメリカ版)
バトルフィールド クルーティの戦い
明け方の若者たち
ミュンヘン 戦火もゆる前に
WINTER ON FIRE
ドラッグ最速ネット販売マニュアル
全裸監督Season2
ラストレター
こうして僕は麻薬王になった
ワンスアポンアタイムインハリウッド
ナイブス・アウト
ドント・ルックアップ(ネトフリ)△


五月は長編を終わらせるつもりでやっていく。
ここまでお読みただき、ありがとうございました。
今月も、よろしくお願い申し上げます。

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