紅戸ベニ

　サブスクリプション契約している生成ＡＩサービスより素敵な絵が上がってきたらどうしようかとドキドキしました。

　話題の新しい Gemini の Nano Banana Pro と X の Grok に「コマ漫画を描いて」と言って人物概要と、第三章『ウインが怒りっぽくなる』を読んでもらってみました。

【画像】
　左が Nano Banana Pro です。話題になっているところでは、既存のアニメキャラなどの名前を入れると著作権をどこ吹く風といったような画像が作れるのだとか。私はその使い方に興味がないので、あくまで自作小説の人物です。
　しゃべっているのはたぶんウイン。なぜかカヒと混ざって姉妹みたいですね。
「アスノーはは　待っちなんはよの！」
「破門……！」
　ハートタマがいるのは浮遊大陸？　２コマ目でトキトもカヒも泣いている？　パルミ（なぜか猫耳）が消えてドン出現？

　右が Grok です。漫画を描くつもりがないっぽいのは指示違反ですけれど、人物はこっちのほうが設定に忠実ですね。トキトとカヒとパルミがちょっとひどいことになっていますけれど！　このトキトだったら……今の女難の相とも無縁だったかも（ひどい）。
　パルミはここでも猫耳。そんな呪文になっていないのですが……あっ、ウルフカットっていう文言のせいですね！　頭をウルフにするという意味じゃないのに。でも原因が今、わかりました。
　ウインが本を持っていてバノが持っていないのですが、たぶんバノのほうに紫革紙面の文言が抜け落ちていたのかもしれません。そして女子が全員へそ出しです。これも指示していないんだけれど。ＡＩ絵はすぐ布面積を減らしてしまうくせがあるんだと思います。カヒも見ていないけど派手におへそを出していると思います！　もう、隙あらば布を減らすんだから！　きっとカヒも怒っています。
　Grok は、ウイン、バノ、アスミチがいい感じですよね。雰囲気が出ていてテンプレ通りではない感じで。ハートタマもちゃんと描いてくれたし。ドンがいないけど。
　ただ、年齢をちゃんと渡してあるのにカヒとアスミチの頭身の差がすごすぎる点など、気になるところも。というより左列の三人のクォリティが明らかに落ちています。

　出力された絵に手を加えてもう一度差し戻すという、私のいつものやり方ができません。差し戻せないのがたぶんふつうなんでしょうね。
　惜しいところをもうちょっと、こうして、ああして……すれば、いいのになー。

　と、やきもきしつつ。

　本編はギンリンソウを求めに、洞窟へ向かいます。