ノル「はー、やっと『ポンロボ(2)第44話 ボットー、虚空に友を呼ぶ』から遠くに逃げてきたわー。ノルのネタバレはだめって言ってるのに」
シュガー「なにかから逃げてきた? ノルが? そんなことがあるのか」
ノル「あ、あら、久しぶり……でもなくて、ベルサームのドミュッカ城をお互いべつべつに脱出してからまだ一週間くらいよね」
シュガー「ああ。でも私には長い一週間だったが」
ノル「あれー? もしかして追いかけられて疲れ果てて長い逃亡人生を感じたとかかな。エトバリルか、マシラツラか、近い等級の魔法使いの誰か?」
シュガー「ちがう。シュガーは追っ手をおそれない。そして、どうして長く感じたかは、言わない」
ノル「あら残念。シュガーちゃんを疲れさせるほどの相手なら知っておきたかったけど、そういうことじゃないのねー。それじゃ、どうしてこの場所に来てたの?」
シュガー「マスター(作者)から、画像を添付するように言われてね。こういうこともメイドの仕事を思い出す。なかなか新鮮だった」
ノル「あんなに大暴れするメイドは、いないと思うけれど……いや、地球のマンガとかだと、そうでもないか……」
シュガー「今、地球って言ったか、ノル」
ノル「ち。地球? 動いてた? 口が? 『至急の現場』だと、メイドが大暴れすることもある、って言ったの。なにか空耳でもしたの?」
シュガー「ちょっと意識がそっちに向いていなかった。まあ、シュガーはちょっと心がつかれてるから、画像を貼ったらすぐに退散する」
ノル「あ、そうなの? 私も、もっと遠くまで逃げておくわね。また会う日まで、さようなら!(パッ)」
シュガー「なんだあれ、どんな魔法で移動してるんだ……あいつ、何者?」
(つづく)
