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創作活動と現実。

 久しぶりにこっち側の生活が出来ている。こっち側とは物書きとしての活動が出来ているということ。
 まー、色々と忙殺される時間、多くの時間を搾取されるサラリーマンという職種で生きていけばそうなるのは当然だよね、僕。
 そのレールに乗ったがためにそうなっているのだが、急に降りたら怪我するだろうと躊躇する、僕は小心者かそれとも慎重なのか。そして収入が無ければ恋人は出来ないという呪いの言葉が、脳内にこびり付いて、更に躊躇う転職。僕は恋人が欲しいタイプなんです。
 お金より夢。年齢も40代目前でそんな生活でイイのか?と反芻する思考。とはいえ今の職場はなぜか仕事内容を空虚に感じるから、やりがいはほぼ皆無。気持ちいい脳の状態にはならない。
 最終的にはお金じゃないとか言えるほど稼いでいるわけでもなく、説得力もないがお金よりは、やっぱりやりがいの方が大事だ。それでも忍耐して働いて、家族を養うんだ!という現状もない独身者である僕。夢と現実の狭間でどっちも行き来している半端な人間である。
 半端な人間は結局半端者で未熟で成功なんてしないだろう。いくら小説書いたって半端な人間が書いたんだから面白いはずは無い、そんな奴は底辺にも満たない地下空間でウダウダとして、いずれくたばる。
 つまり、僕は総合的につまらない人生を歩む側の人間としてこの世に生を受けた、その宿命を全うするのだ。
 そうだ、僕にはその使命があった!!
 つまらない人間として生きていく、それはかけがえのない煌めく生命が薄汚れたドブ川を不器用に流れて行き、いずれは母なる大海に辿り着くようなものだ。いや、せめて最後はそうであって欲しい。そう願ってやまないのである。
 いやダメだ、絶対成功する、そっちの方がイイ!モテるし。イイ欲望には素直になりませふ。

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