こんにちは。
今日はエッセイの番外編として、「なぜ妻(私)はこんな珍獣になったのか」という、誰も得しない黒歴史を語ろうと思います。
私が“珍獣”として完成したのは、たぶん中学に入ってからです。
小学生の頃の私は、とにかく「リアル・イケメン」が好きでした。 担任の先生(20代・独身)に抱きついたり、近所のお兄さんを見つけるたびにストーカーのように後ろをついて歩いたり……。
両親はついに恐れをなしました。 「このままだと……悪い虫がつく!」
そして私は、強制的に女子校に入れられました。 箱入り娘として、清く正しく育つはずでした。
……結果?
悪い虫はつかなかった 代わりに、「BL」という深い沼に頭からダイブしました(笑)
女子校という閉鎖空間。 そこで友達にBL漫画を布教され、私の第三の目が開眼しました。 さらに、授業で習う『源氏物語』などの古典文学。それは私にはこう見えていました。
「この関係図、完全に攻めと受けじゃん!」
「いやこの章、行間が絶対BLだよね♡」
周囲がポカンとする中、私一人だけが萌えで燃え上がっていました。
気づけば私は 【図書委員・文芸部・イラスト部】 を掛け持ちし、完全に創作BL供給工場と化していました。
●図書委員では—— 新刊の官能小説やきわどい本を「内容確認(検閲)」と称して真っ先に読む特権を乱用。
●文芸部では—— 学園BL小説を書きすぎて、部誌が“発禁寸前”に。
顧問「白石さん……これ、載せられません」
私「なんでですか!? 青春ですよ!?」
顧問「青春にも限度があります(真顔)」
●イラスト部では—— 様々なイケメン男子の絵ばかり描き、 部長に「方向性の迷子」と言われる。
でも、私は幸せでした。 創作が楽しくて、妄想が止まらなくて。
古典文学のBL的解釈(妄想)が得意になった私は、 「この情熱を学問に!」と勘違いし、大学は文学部へ進学。 しかも教職課程まで取りました。
“古典のエロの素晴らしさを、未来の生徒に広めたい”
――そんな邪すぎる夢を抱きながら。
しかし。 ここが地獄の入り口だったのです。
現在連載中の実話
『珍獣妻と絶滅危惧夫 〜カオスな結婚生活の実話エッセイ〜』
https://kakuyomu.jp/works/822139840561018582
エッセイがもとのライトノベル
『結婚をあきらめた僕は、社内の清楚な肉食女子に美味しく『捕獲』されそうです』
https://kakuyomu.jp/works/822139841262372948
爆笑必須です(笑)まだの方はみてみてね♡