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『モノクロの奏者』〜近世ヨーロッパの音楽史〜


 この近況ノートをご覧いただき、ありがとうございます。そして、『モノクロの奏者』のフォローや応援等ありがとうございます。

 この時点では、まだ本編未完(最終章)ですが、近況ノートで少しだけ休憩を挟ませていただきたいと思います。
 公開直前の推敲に少し時間を要しており、申し訳ありません。


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 当作品は17世紀中〜後期の近世ヨーロッパが舞台になります。
 時代背景もそうですが、特にこの時代の《音楽のあり方》については、"雰囲気"ではなく、"史実"を根底に据えています。
 もちろん、インターネット検索だけでは得られない情報も。

 ヴァイオリンは16世紀半ばにできた楽器で、『モノクロの奏者』では数多くの中世古楽器が登場します。
 残念ながら、今では馴染みがなくなってしまった楽器ばかりです。

 以下、簡単なご紹介をしたいと思います。もっと色々話したいことがありますが、それはまた改めて。


【楽器職人について】

 当時の弦楽器職人は、自身の工房でヴァイオリンやリュートなど多様な楽器を製作していました。
『モノクロの奏者』の主人公・クレイドも、本編ではヴァイオリンばかり作っているように見えますが、彼もあくまで"弦楽器"職人です。

 ただ、音楽史上では、リュート製作者という一つの楽器に特化した職人もいたそうです。


【楽器販売について】

 職人が製作した楽器は、職人自らが売ることもあれば、市場に出して売られることもありました。
 仲介業者を通して販売することもあったそうです。

 作業場と楽器販売の場はすぐ隣に設けられることが多かったようです。
『モノクロの奏者』においても、似たような建物内部の造りになっています。


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 短いですが、今回は以上になります。  
 今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

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