―主要登場人物―
【アイラ】
16歳の少女。正義感が強く、一度決めたことは曲げない性格。
〈砂漠の戦士団〉で育ち、剣術に長ける。わけあって〈戦士団〉を抜けたが、単独では用心棒の依頼が来なくて困っていた。
【ギュンツ】
アイラの初めての依頼人。『魔女チバリの薬術書』を探すため、〈虚無の砂漠〉の廃城群を巡りたい。知識のためなら手段をえらばず、恨みを買うことがしばしばある。
わけあって年を取れず、二十代なのに少年のような外見。不老の心臓に目をつけた謎の組織に狙われている。
―アイラの古い知人―
【ヤティム】
〈砂漠の戦士団〉創始者。砂漠の平和を守るため立ち上がり、盗賊殺しや隊商の護衛を務めてきた。幼いアイラを盗賊から救い出し、その後育ての親となった。
【ラキヤ】
ヤティムの相棒で、ともに〈砂漠の戦士団〉を立ち上げた。ヤティムを喪ってからは臆病になり、〈戦士団〉の理想を曲げた結果、アイラと決別することになった。
【マルジャーン】
ファル・バザールで活動する紹介屋。〈砂漠の戦士団〉にも昔から出入りしていたため、アイラと顔なじみ。面倒見がいい。
―第1章―
【フラマン】
魔術師と噂される老人。山の上に住んでいる。ギュンツに秘伝の巻物を盗まれた。
【ジャマシュ】
アイラたちが砂漠で出会った旅人。実はギュンツの命を狙う刺客だった。他者を人形のように操る「傀儡術」を得意とする。
―第2章―
【ワルダート・アルラムル】
大商家アルラムル家の当主。ハジャルと共に隊商を組み、隊商長を担う。自分にも他人にも厳しい性格。
【ハジャル・アルカマル】
商家アルカマル家の前当主。ワルダートと共に隊商を組み、副隊商長を担う。
【マルヤム】
ワルダートの従者の女性。
【ザナバク】
ワルダートの従者の男性。
【護衛団長(サウサン)】
隊商に雇われた護衛団のリーダー。
【ルムス】
隊商に雇われたラクダ引きの一人。
―第3章―
【ハッシュ】
ギュンツが船長を務める海賊船の副船長。船の仲間をヒルブナ港で待たせ、リシーと二人で船長を連れ戻しに来た。ヘラヘラしているが空気は読めるタイプ。
【リシー】
ギュンツの仲間。負けん気が強く周囲への当たりも強い。ギュンツを心配している。
【統治官ザハラ】
〈真珠の町〉マラクを治める役人。
【ルゥルゥ】
ザハラの妻。ザハラがマラクに派遣される前はともに王都で暮らしており、その時期にギュンツと知り合った。善悪より享楽を優先する性格。
【ラゾルド】
表向きは、ザハラに仕える一介の従者。しかし地下水路では魔人を引き連れ、アイラたちに立ちはだかった。薬を飲むことで自らも魔人に変じることができる。