もしかしたら僕はまたできるかもしれない。
そう思えた夜に出会えて
またWeb小説を再開した。
すぐに言いたかったことの半分も言えた。
『或いは、情熱(パトス)とは、相手の立場を無視することかも知れない……』と太宰は書いてた。
昔は皮肉ってそう書いてるんだと思ってたけど、最近はいい意味で書いてるんだと、逆に皮肉って解釈してたりしてる。
何もかもを今更始めて、
今更聞けない、みたいなことはだいたい人に聞いて
コツコツ積み重ねていく感覚を取り戻して……
次第に僕は取り戻して……
ずっと先のたった一日のために生きる。
クジラは大洋のどこかから答えが返ってくるまではずっと、ずっと8分間サイクルの独り言を繰り返してるんだ。
8という数字は1を除けば最小の立方数だ。そして創世記でノアの方舟に乗って洪水を免れた人間の数は8人。
可能性の広がる数字だ。
ずっと先のたった一日のために さえ 生きれる。
この世界のどっかから答えが返ってくるまでは
僕は書き続けるんだ。