ギャグ短編「紫ノ宮愛華と黄原恋のよもやよもやま恋愛話」投稿中です。
1話1000文字以下のショートショート集ですが暇つぶしにどうぞ。
そしてここから先はタイトル通り昨日投稿したミステリー短編のネタバレ解説です。
最後の大オチのことまで話しています。って言うかその解説がメインです。
本編をご覧になったうえでご拝読ください。
という訳で本編解説です。
まぁ解説も何も本編で〇〇君が考えていた通りです。
優しかった「本来のA君」は「もう一人のA君」に殺されてしまいました。
そして「もう一人のA君」は自分のことを学校の皆にいつもまでも覚えて貰うように優しい先生に頼み込んで学校の皆の記憶の中で生きようと考えていました。
しかし何者かが学校中に張り付けられた「もう一人のA君」の写真を剥がしてしまいました。
写真を剥がしたのは勿論〇〇君です。
その〇〇君の行動、そして同窓会での〇〇君の発言により学校の皆の記憶から凶暴な「もう一人のA君」はすっかり忘れ去られてしまいました。
皆にいつもでも覚えてもらうことがA君にとって生きるということなら忘れ去られてしまうことは死ぬことと同義です。
つまり「A君」を殺した「もう一人のA君」は最後に〇〇君に殺されたということですね。
それがタイトルの「誰がA君を殺したか」に繋がります。
とまぁこんな感じなのですが、果たして未熟な作者の本編描写で伝わり切れたでしょうか……
色々と粗の多い作品かもですが、まぁミステリー初挑戦ということで大目に見て頂ければ。
あと本編では描写していませんでしたが〇〇君はせめて自分だけは覚えていてあげようと「もう一人のA君」の写真を今も持っています。
そんな〇〇君の行動力おばけっぷりは書いてて楽しかったです。
それでは、本編をお読みいただき誠にありがとうございました。