何人もこの小説に目を通してくれていて、中には☆をつけて下さったり、コメントを下さったりと、感謝に堪えません。
世界観構築の為設けた第1話と第2話は専ら説明等で、よくわからないと思います。(自分でもあまり分かってないです。)
具体的なストーリーに入るのは第3話からです。
なので、この二話の内容を軽くまとめておきます。
●星の砂・特殊細胞:
全ての生物が持つ、"進化"の為の細胞。とにかく何にでも変化できる。
気候の形成などはもちろん、新たに生物を作ったりもできる。万能。
●SS細胞:
文字通り万能な特殊細胞の力を、医療用に限定したもの。投与した対象に不足する、ヒト細胞を付与する。ざっくりいえば、あらゆるものを
"強制的に"ヒト化させるもの。
●集合的無意識:
分析心理学の概念の一つ。
種、時代、各個体を問わず情報を共有する場。生物を端末に見立てた時の、インターネットみたいなもの。ヒト化の際に役立つ。
(おじさんが足を失い、医療細胞を投与した時に、超美脚になったら…といった事態を防ぐ)
おまけ
☆集合的無意識の代表的な例
ブーバ・キキ効果
🗯 💭
この2つの形に名前をつけるとしたら、皆さんはどちらにブーバ、どちらにキキと名を与えますか?
驚くことに、大都会の男女でも、科学が未発達の森の奥に住むような部族でも、また宗教や国籍を問わず、ほとんどの人が
💭 ブーバ 🗯 キキ
と名付けるそうです。
各人の感情や根底にある観念は文化や生活の差異を受けない=皆が同じ考えや意識を共有している
こうしたものが集合的無意識の根拠になっています。
誰にも教えてもらっていないのに、何かができる、という動物の本能もこれで説明がつきますね。