• 現代ファンタジー

気になる、妻の存在。になりたい

寒い!

うちのアパートって、とにかく強い風にさらされる場所に建っていて、そりゃまあ見事に寒い風がなぜか玄関の妙な隙間からやってきたり、換気良いようにたくさんついてる窓のアルミサッシを冷やしてくれたりするわけです。

なのに、寒いと言いながら、素足で部屋着用のワンピース一枚で、暖房もつけずに、夢中でカクヨム始めました。

初めまして。結婚して、怒涛の勤務を終えると気づけばもうすぐ一年が経ちそうな妻です。
本日、旦那様のお弁当を作り始めて2日目。
レンジでチンして食べてねと言って渡して、後から気づく。
あ、アルミホイル入ってるからチンしたらダメじゃん。

とっくにお昼を終えているだろうというころに、LINEで緊急連絡。
今日は温めずに食べたそうです(本人はアルミホイルとかわかってはいない)。

妻の存在って、ちょっと気になるのです。

「だれだれさんの奥さんって、美人だよね」

とか、

「結婚してからシャツがきれいにアイロンがけしてある」

とか、

「愛妻弁当なんですって、毎日」

とか、まあ、見事にどれも当てはまらないわけですが、
せめて、愛妻弁当くらいはなんとかならないかなと、弁当作りを始めたわけです。
ところがどっこい、弁当箱もなければ、弁当用の箸も、おかずを仕切る便利な道具もないわけで、
タッパにつめて、割りばし引っ張り出してきて、私の好きなブランドのトートバッグに入れて渡したところ、どうやら目ざとい職場のおばさんたちがトートに反応してくれたようで、
(あ、この人のブランディングって、妻にかかってるんだ)
とふと気づいたのです。
セルフブランディングとはよく聞くけれど、旦那ブランディングは考えてなかったなー。

だからと言って、わざわざブランドものの弁当袋を新調するつもりもないけれど、
弁当箱とか別に買わなくてもいいよとか言いそうな旦那様だとしても、一応、それなりに、ちょっと見た目に気を使って、夫婦のブランディングをしてみたくなったりしなかったり。

そんなことを思う、妻なのでした。

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