碧川亜理沙

中央区・東京。 ここは、光り輝く区の顔と、真っ暗で静かな裏の顔が顕著に現れていた。 そんな裏表が入り混じる街のとある一角。 ビルの地下階段を下り、東西に伸びるその通路を右に進…

これは、私、花宮雪音と茅野陽人先輩の、何気ない日常のお話です。 S：2022.4.4〜F：2023.5.29 ※この物語はフィクションです

小学校最後の夏休み。志保は父親の仕事の都合で、夏休みの間、父方の祖父の家で過ごすことになった。 はじめての場所で不安でいっぱいだった志保だけど、次第に街の子どもたちとも仲良くなり…

ソーナは、地上の人間たちに良いことをもたらすためにはたらく見習い天使。 ある日学校で、「人間を幸せにすること」という課題が出された。 しかし、ソーナはまわりから「不運の子」と呼ば…

むかしむかし、その土地では割と名の知れた富豪の家に生まれた、平々凡々な女がおりました。 しかし、まわりに比べあまりにも平凡すぎたがために、身内やその土地の者たちからは軽んじられて…

その村では、7歳を迎えた子どもに試練が与えられる。 無事7歳を迎えることができたジェルベーラは、ひとりそびえ立つ山の中へと向かうことになる。 山神様に、感謝と祝福を授かりに。 …

卑しき身なれど たったひとつの出会いにより 自分の足で立ち、さらに先へと進んでゆける こんな素晴らしきことがあろうか ※小説家になろうでも掲載しています

僕はひまりと言う、すばらしい人と一緒にすごすことになった。 その生活は、未来永劫続くものだと思っていた。 だって僕はひまりのことが大事だし、ひまりも僕のことを大事に思ってくれてい…

私は、いずれカミサマとなる。 幼い頃からずっとそう言われ続けてきた。 私はそれを疑うことはない。 ※こちらは小説家になろうでも掲載しています

バラの花言葉って知ってる？ 答えは「愛」。そして、送る本数やその色によって意味合いが変わってくる。 男でも女でも、一度は大輪のバラの花束を持って、好きな相手に送りたいって思ったり…

これは、不老不死の薬を作り出してしまった、ライラ・ムルという魔女の人生のお話である。 ※こちらは小説家になろうでも掲載しています、！

真白という男の存在は、遥の中で忘れられない存在となる──。 高校2年生、遥のクラスに転校生がやって来た。名前は真白。目を惹く外見をしていた。 遥と真白は寮の同室にもなり、日を重ね…

志保は私立附属女子高等学校の2年生。 彼女は奉仕活動を積極的に行うことを目標に、高校生活を過ごしていた。 日々、学校と奉仕活動を行っていくうちに、志保は自分が思っているようにはい…

魔法が人々の中に当たり前として浸透してきた2000年中期。 毎年2月に行われる三高親善試合が、今年も始まろうとしていた。 成績は中の中。特にこれといって取り柄もない、1年生の篠…

近代化が進む都会とはかけ離れた、小さな集落たち－－白樫村では、白蛇信仰という土着信仰があった。 村は白蛇様により護られており、村の隣にある山の湖に住まうと言われていた。 そして、…

足早に目の前を通り過ぎる人たちよ、誰でもいいから、僕に答えを教えてくれませんか

仮想元号1875年、日ノ国。 写絵師の青年・直彦(なおひこ)は、立ち寄った町の預り寺で、朱(あかね)という少女と出会う。「キレイって、どんなの？」色が感じられない少女と、色彩を使…

いつも、私の内側は寒い これは私がおかしいからだ 誰か、誰かこの寒さを埋めてくれる人はいるのだろうか

能力者たちが台頭し始めてきた近代。 転校してから数日後のある日、渚は”嵐”と呼ばれる能力者たちの一団と接触する。”嵐”の一員である望愛に勧誘されて”嵐”に参加することになった渚。…