8章までお読みいただきありがとうございます!
読者様から「残酷」とよく言われる本作ですが、実は7章まではキラキラ少女マンガのつもりで書いていたので、(大丈夫だろうか…8章から先をお出ししてしまっても…)と内心不安でした。
しかしここが起承転結の「転」なので、迷わずやらせて頂きました!
エルの命知らずな英雄行為には、実はこうした背景がありました。
人格が歪むほどのサバイバーズギルトを抱えて、自分に苛烈な罰を与えようとしている子どもというのが、彼女の精神構造になります。
同世代から見たら「死をも恐れぬ勇敢なスーパースター」、大人から見たら「極めて強い拮抗禁止令がかかっている危うい少女」です。
ギムナジウムの先生たちも不健全な精神性には気づいているのですが、地獄の渦中の住人ゆえにどうしても眩しく映ってしまい、(なんも言えねえ…!)となっていました。笑
プライドが高すぎて自分すら欺いていたエルの本心を、なぜかロスは最初からよく理解していました( ^ω^ )
彼の物語はもう少し先の炎の中で語られます!
ここから先はさらに熱湯になっていきますが…
ラストの120%ハッピーエンドまで楽しんで頂けるように頑張ります!!