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近況ノート書くことにしました。

 毎日更新とはいきませんが、作品で書ききれなかったことや、作品を書くにあたっての疑問等を書いていきたいです。

 とりあえず最初は現状書いてる「魔王になりたい俺の友は善人として称えられる」についてです。これを考えたのは5年くらい前なので(しかもその時は第1話しか考えていなかった)、台詞回しや描写などが変わっているかと思います。見辛かったりしたらすいません。指摘してくれたら色々変えていきます。

2件のコメント

  • 狼煙さん

    こんばんは、帆多です。
    「感想言い合ってみませんか」企画での感想なのですが、応援コメントに置くにはひどく長い文になってしまったので、こちらのノートのコメント欄にて失礼します。

    14話まで読みました。
    やはり良いところ、武器になるところは

    「スピード感ある掛け合いとテンポの良さ」だと感じました。

    この後、グレイとミリアのエピソードなど、いろいろと仕掛けが入ってくることと思いますが、まずはスピードとテンポに重きを置いて、どこに手を入れたら良くなりそうか、私なりに考えて見ました。


    一個人の意見としてお読みいただければ幸いです。

    //////////////////////
    あくまで14話までの感想ですが、会話のスピードとテンションと比べ、地の文が丁寧すぎるように感じました。

    たとえば、セリフのやりとりで提示している情報は、地の文では省いて良いように思います。
    逆に地の文では、台詞で表せなかった部分を補足するようにすれば、構成がすっきりして掛け合いに没入できるように感じました。

    以下に、例をあげてみます。

    1-4

    「グレイ自身、特に力が強いわけでもなく、魔法力も人並み以下であったこと。
    そして逆に、ヴァンは肉体面も魔法面もグレイとは比べものにならないほど高いこと。
    この2つの要因とヴァンの不屈の精神が重なったことから、こうなってしまった。」

    "この2つの要因と" は "ここに"とすると、もっとすっきりしそうです。

    「そうでなければこの顔のように、理解できないといわんばかりの、疑問を浮かべた顔をしないだろうから。」

    "この顔のように" は取った方が、読み手の想像がストレートに流れてテンポ良くなりそうに感じました。

    「全く嫌みや皮肉のような感情など少しも含んでいない」
    "全く" と"少しも~ない"は意味重複するので、どちらかに絞るとテンポがさらに上がる。
    前後とのバランスにもよりますが、「嫌味も皮肉も全くない」とする手もありそうです。

    1-7
    「そして、その足音の主が誰なのかも2人には何となくだが、予想は出来ていた。この生徒会室に駆け足で迫ってくる人物など、ある1人しか想像しなかったからである。」

    未来の事はわからない、とはいえ、
    「何となくだが」トル
    「ある1人しか想像しなかったからである」
    →「1人しかいないからである」

    そのほか、削れそうな言い回しを削るという考え方をベースに

    「そして、その足音の主が誰かも2人には予想出来ていた。この生徒会室に駆け足で迫ってくる人物など、1人しかいないからである。」

    とするやり方もありそうです。

    1-8

    「あー、ミリア、勘違いするなよ。俺はお前のことを嫌っていないけれども、特別すぎる感情が無いかと言われたらそういう訳じゃないんだけれども何と言葉にしていいのか難しいんだが」
    「だったらせんぱいはピエロ萌え、てことですね!」
    「違うしそんな萌えはありゃしねぇ!」
     グレイの言い訳は全く聞いておらず、異次元的な解釈したことをミリアは言い出した。それにグレイは大声で突っ込んだ。

    言い訳は全く聞かず、異次元的な解釈をしたミリアにグレイは突っ込んだ
    or
    ミリアの異次元解釈に大声で突っ込んだ

    で十分伝わるのではないかと思います。

    ("言い訳を聞いてないこと"は、二人の関係性を示唆する部分かとおもうのですが、ギャグ上で重要でなければ説明する必要はないと感じました)
    (ミリアのセリフ内容から、グレイの発言を全く聞いていないことは、はっきりしていると思います)

    「ピエロの衣装……ピエロの衣装……やっぱり無い! ちょっと購買で買ってくるっす!」
     ミリアの私物が入っている生徒会のロッカーを素早く漁るが、予想通りの結果にミリアは落胆する。しかしそれも一瞬、即座に財布を握りしめる。

    1行目のセリフを読んだときに脳内に入ってくる情報は

    ピエロの衣装
    探す
    無い
    買いにいく

    なのですが、そこから2行目を読むと、同じ行動を再度説明されているような感覚を覚えます。頭の中で、時間を巻き戻すような感じです。
    このパターンの文章構成が、14話までの間でなんどか目につきました。
    こういった部分で、地の文を整理すると、格段にリズムが良くなるんじゃないかなぁと思いました。

    なお、上記の2行を時系列に分解してならべると下記のようになるかと思います。

    「ピエロの衣装……ピエロの衣装……」
    ミリアの私物が入っている生徒会のロッカーを素早く漁るが、
    「やっぱり無い!」
    予想通りの結果にミリアは落胆する。しかしそれも一瞬、即座に財布を握りしめる。
    「ちょっと購買で買ってくるっす!」

    この考え方もアリじゃないかと思いました。

    1-9

    「──これは何かあったに違いない、そう思ったんで近くの人に聞いたんですよ。幸いにもそこにはあたしの知り合いもいたんで」

    "ミリアの知り合い"が伏線でないのなら、「近くの人に聞いた」だけで良いのではと思います。

    「──これは何かあったに違いない、そう思ったんで近くの人に聞いたんですよ」
    「ほうほう」
    「一体この騒ぎはなんなんだ? って──」

    もし、この後のセリフ「お、ミリアさんか」とのつながりが悪いな、と感じるようでしたら「そこにいた知り合いに聞いた」でもいいかもしれません。

    「善行か……ふふふ。それも遠いことになる。今回は違うぞ。今回は」
    (果たしてそうかねぇ……)

     と、ヴァンは席を立ち、ドアへと向かう。

    台詞のあとの
    「と、○○は」という表現は、直前の発言者にかかります。ですが、グレイの心の声が挟まっているので、ここでちょっと混乱しました。

    空行も入っていることですし、「と」は抜いたほうがわかりやすいように思います。

    「善行か……ふふふ。それも遠いことになる。今回は違うぞ。今回は」
    (果たしてそうかねぇ……)

     ヴァンは席を立ち、ドアへと向かう。
    //////////////////////

    以上です。
    いやはやいやはや、長々とすみません。

    15話以降は、普通の読者として読んでいきたいとおもいますので、よろしくお願いいたします。
  • 帆多 丁様

    近況ノートにコメント、ありがとうございます!返事遅れてすいません!

    うおおお、こんなにたくさんのご指摘を頂けるとは……その上どれもこれも参考になるのばかり!格段にテンポが良くなった気がします!正直なんとお礼を言っていいのか分からないくらいです、でも本当にありがとうございました!

    今すぐに訂正等ができないのですが、必ず近いうちに参考にしながら直していきます!助かりました!
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