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【完結】 爆死する中ボスに生まれ変わったけど記憶戻るの遅すぎた

読まなくても特に問題のない
あとがき代わりのこぼれ話



【グール】
 お前がラスボスかよってくらいの強スペックなのに、状況的な縛りが多くてちっとも俺TUEEEEE出来ない不憫な人。
 スラム時代・帝国軍時代ともにだいぶ酷い目にあいまくっているが、精神力が無駄に高いせいでなかなか発狂できない。逆にかわいそう。

 凡人と食屍鬼がまざってる影響で、行動だけでなく喋り方とかも荒かったり穏やかだったり結構ふらふらしてる。でも振り幅がでかいだけで別に二重人格とかではない。

 自分の頭の出来が残念だと自認しているが、実のところ“グール”としての地頭はだいぶ良い。
 しかし脳のCPUとメモリを前世の記憶が圧迫していて、さらに残りの脳容量はバトルスキルで埋め尽くされているため今世の記憶力はやや残念な感じに。でもインテリゴリラが外付けHDDの役割を担っているためあまり問題ない。

 街中など“使える”ものが多い雑然とした場所での乱闘が得意。戦闘中に任意のボタン押すと近場にあるもの何でも武器に出来る系の龍が如くスタイル。逆に何もない場所での一対一の戦いは苦手。

 本来の戦闘スタイルは、スラムで幼少期から培った「急所に一撃・即離脱」のヒットアンドアウェイ方式。
 ただこれをやると戦いを楽しむ暇もなく相手が死んでしまうから基本的にやらない。
 あと酒が入ると手加減をミスりやすくなるのであんまり飲まないようにしてる。


【姫(リエナ)】
 持ち前の熱意と根性で色々極めるスーパープリンセス。
 あまり要領がよくないので修得に時間はかかるが、吹っ切れたら強い。次は怪我の治療が出来るようになりたいと思っている。

 投げ待ちカウンターキャラ。ひとりだけ格ゲースペック。
 現状では火力の低さがネックだが、あと数年修行すれば画面端ィ!出来る壊れ性能キャラになれるかもしれないポテンシャルを秘めている。


【ジュバ】
 脳筋ゴリラかと思いきや、実はめたくそドライな思考回路で動いてる人間引きちぎりマシーン。
 しかしマシンハートに何も芽生えないとは言っていない。これが……心……?

 装備しているハルバードをパージすると範囲攻撃じゃなくなる代わりに攻撃すべて当たれば即死のはさみギロチン状態になる。しかも命中率が80%くらいある。グールを先に倒すとこのモードが発動するぞ!倒すなら必ずジュバからだ!とか攻略本に書いてある感じのやつ。

 広範囲殲滅戦がめちゃくちゃ得意な無双スタイル。
 ただ基本的に面倒くさがりなので「○○を守りながら!」とか「○○を壊さないように!」とかいうミッション系バトルは苦手。


【グラフィアス(グラフ)】
 死んだ目の護衛騎士。性格はスーパードライの皮をかぶった忠誠度カンスト激熱野郎だが、ドライの皮が厚すぎてその部分はほぼ表面化しない。くそみそ言いつつグールさんに一番甘いのは多分こいつ。
 なおゲームの護衛騎士グラフィアスにソルと顔見知りという設定は存在しないが、蝶々さんが仕事した。

 防御力は普通だけどHPがはちゃめちゃに多い。実質カビゴン。
 ジュバとは反対に「○○まで持ちこたえろ!」とか「○○まで誘導だ!」みたいな小器用さを求められるミッション系バトルのほうが得意。乱闘も出来なくはないが戦闘スタイルの関係で“多人数を一気に蹴散らす”みたいな手段がないから時間かかって効率悪い。一対一のほうが向いてる。


【ソル】
 元々は活発な子供だったが故郷の村を失ったことにより喋ることが苦手になり心の成長も少し遅くなった。でも決着後からはまた少しずつ心も育っていく。

 すべてのパラメータがまんべんなく高い勇者系。ただ使用武器の関係ですばやさが低めなのもあり、動き回るよりどっしり構えてカウンターのほうが得意だが、基本的にはどこでも活躍してみせるオールラウンダー。でもどちらかというと守りながら戦うほうが性に合ってる。


【ヒロイン(ルーナ)】
 国民性として帝国人は人見知りの個人主義、王国人は距離感近めのフレンドリー気質が多い。ということで例に漏れず彼女もぐいぐい来るが、本人なりに相手は選んでいる様子。

 物理特化のアタッカー。ただし蝶々さんがエフェクトした結果、復讐一辺倒で殺意の波動に突き動かされていた期間がそこそこ長かった原作ゲームヒロインと比べると早めに周囲を見る余裕が生まれたため、少し防御にも意識を向けられるバランス型寄りに仕上がっている。


【レサト】
 グールさんを助けたい一心で、勢い余って情報屋どころか女帝になってしまった人。おっぱいがでかい。
 情報屋なので戦闘能力は特にない。でもいざってときに切れる手札の多さでは一番。なんだかんだ最後まで生き残りそうなタイプ。


【皇帝(エクリス)】
 人生のSANチェックにことごとく失敗しまくってSAN値直葬された皇帝陛下。その振る舞いは無邪気な子供のようでもあり、すべてを諦めた老人のようでもある。

 長年グールに仕掛け続けた嫌がらせは、細々したパワハラからCERO-Z級のえぐいやつまで多岐に渡る。
 大抵の人間なら発狂orショック死レベルのえげつない痛みをバラエティ番組の電流ビリビリ罰ゲーム感覚でぽんぽん流すヤベェ奴。(首輪がついてるのが)グールさんでなければ即死だった。

 遺物を使った広範囲無差別攻撃、高火力砲、バフ、デバフ、なんでもありなフル装備アイテムチートだけど、本体は戦闘能力皆無なので遺物さえ剥がせば一般人でもボコボコに出来る。


【ジジイ(タレス)】
 帝都に連れてこられたばかりのグールの面倒を見ていた。かつて妻子を亡くしているため、髪の色がちょっと似てるグールに息子を投影してた。
 戦闘スタイルはナックル。殴る殴る殴る!

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