明けまして 2022年1月2日

明けましておめでとうございます。

そういえば正月の空気って不思議だなぁと思います。だいぶ前、大晦日の夜にバーで書き物をしながら年を越したことがあって、帰りに町で一番大きい神社の近くを通りました。私は初詣には行かないので、道の反対側を歩いて帰ったんですが、向こうには独特の、華やかで厳かで、そして楽しい雰囲気がありました。雪のちらつくキンと冷えた空気には、確かに良きものがあって、なんとなく羨ましかったなぁ。

「孤独は何色をしている」という問いを昔作品に書いたことがあるんですが、初詣の行列のそばを帰った、あの時の孤独は雪の色をしていました。孤独は時に、マックポテトの塩味であったり、木々を渡っていく風の音であったり、雪の中に吐き出される見知らぬ誰かの吐息であったりします。

そういうものも、きっと人生の一部なんでしょう。

2件のコメント

  • あけましておめでとう御座います。

    大晦日にバーで書き物なんて、渋いというかカッコいいというか、羨ましいというか、とにかく最高にイカしてますね。

    あと、初詣の参拝者がはけてしまった後の人のいない神社が私は好きです。一年中、神社が大好きですが、やっぱり正月のそれは何だか特別な感じがします。

    ともあれ、健康と筆のノリの更なる向上を願っております。
  • ありがとうございます!

    なんで大晦日にそんなことをする気になったのか、今となっては思い出せないんですが、なぜかウイスキー飲みながら、ちっちゃいノートにひたすら何か書いてましたね……。

    私も人がいない普段の神社はよく散歩するのですが、人が多い時は近づかないようにしております。神社の雰囲気っていいですよね~。また散歩に行こう。

    お互いの幸を願って、乾杯!
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