あきのりんご

300字で紡ぐ掌編集。 毎日お題に合わせて独立した300字のお話を更新します。 現代ファンタジーぽいもの中心ですがSFぽかったりホラーテイストだったり、異世界だったり。キャッチコ…

『揖保乃糸』という高級そうめんがある。 その存在は広く知られているが、スーパーでよく見かける商品は下から二番目の等級であることを知っている人間は意外に少ないかもしれない。 「特級…

深夜の電話は、親友のハルカからだった。 「彼が浮気してる」と泣きじゃくる彼女に私は。 KAC2023　第7回　お題：いいわけ

思えば俺の猫生は不運の連続だった。 KAC2023　第6回お題「アンラッキー７」

子どもの頃から聞いていたじいちゃんの武勇伝は、全部嘘とまでは言わないがだいぶ盛ってると思っていたんだ。 KAC2023参加作品　第5回　お題：筋肉

絶賛婚活中な地味女の私は、占い師に「深夜に散歩すると運命の出会いがある」と言われて半信半疑で散歩に出た。 そこで出会ったのは、さほど仲良くもない同僚のキラキラ女子だった。 KA…

荒れ果てた家の中で見つけた幸せ。 KAC20233　お題：ぐちゃぐちゃ

俺に与えられた次の任務は――。 KAC20232　お題：ぬいぐるみ

普通の本は取り扱っていない不思議な本屋。 そこにはきっと、あなたが気に入るものが見つかるはず。 KAC20231　お題：本屋

山奥の小さな祠の前で、みすぼらしい姿の少女・シマは跪き頭を下げた。 わずか十歳。豊作祈願で蛇神の生贄になるという。 白銀の髪に鱗の皮膚を持つ蛇神は、赤い眼で少女を睨んだ。 昔話…

祖父ちゃんの住む田舎の山に、不法投棄する奴らが来る。 積み上がっていく粗大ごみの山。 もう我慢ならない。 村のジジババ総出で立ち向かう！ 孫の俺はただ、傍観しているだけ！ ペー…

人気のレストランで食事を楽しんだあと、私は友人たちと別れてひとり、駅へと歩いた。 KAC202211　お題：日記

ひょっとしたら胸がチクチクする気がするかもしれませんが、あくまでフィクションです。 夜中に食べるスイーツって本当に美味しいですよね。 KAC202210　お題：真夜中

仕事で大きなミスをした「私」はかつてないほど落ち込んでいた。 そんなどん底気分の私の前に現れたのは、巨大な猫の着ぐるみ（？）だった。 KAC20229　お題：猫の手を借りた結果

ヒーローってなんだろうと思って書いてみました。 こういうお仕事をされている方々には本当に頭が下がります。 そして彼らを支えている縁の下の力持ちの方々にも感謝を。

どこにでもメッセージを届けにくる男。 男が運んでくる手紙には秘密がある。 手紙を開けると、空から何かが降ってくる。 仕掛け付きの電報みたいなものですよ。 そう言って男は笑うのだっ…