『甘々お姉ちゃんに監禁されて暮らすだけ』を完結済みにしました。
https://kakuyomu.jp/works/16818093076158041715読んでくれた方々、ありがとうございます。
本作は、僕が高校生時代に書いた短編です。
敢えて何も変えずに、そのまんま書き写しています。
高校時代だから、最低でも10年以上前ですね。
時間の流れ怖いよー。
似たタイトルの作品に、『ダウナーお姉さんと二人で駄弁るだけ』というのを過去に投稿しています。
ダウナーお姉さんの原型になったのが、本作甘々お姉ちゃんです。
共通点が結構あるので、どちらも読んでいただければ、「あ、これが原型なんだな」と納得してもらえるんじゃなかと思ってます。
自分で読んでも思いました。
あと、自分で読み返していて思ったのが、「エピローグさっぱりしてんなあ」ということです。
今の僕なら、もうちょっと書くかもしれませんね。当時何を考えてさっぱりエピローグにしたのかは、今の僕には確かなことはわかりません。
そこまで覚えてないんですよね。
覚えているのは、最初はもっとバッドエンド予定だったということくらいです。
最初に考えていたのは、伏線だけ張っておいて凪くんが気づかない、だけど読者は気づくというルートだったんですよ。
察しの悪い凪くんです。
この部屋……なんか、変……どこが変なのかなぁ?
何か違和感を感じ取りはするものの、確証にまでは至らないお話で考えてました。そうすると、お姉ちゃんは復讐を成し遂げてしまい、二度と会えなくなります。
子供含めて複数人を殺害し、少年を監禁。監禁に関しては凪くんが納得していたことですが、お姉ちゃんはそれを含めて全部凪くんに疑いが向かないように、自分の罪にするつもりでした。
ただ、バッドエンドだとこのお話はあまりにも報われなさすぎますよね。凪くん全部失っとるやんと。お姉ちゃんは凪くんのためを想ってしたことなのに、もっと不幸になっとるやんと。
そういうわけで、こういう着地に落ち着いたんですよね。
当時の僕は、バッドエンド病にかかっていたんです。
それを振り切るきっかけのひとつが、これだったように思います。
また、高校生の頃の自分の書いたものを今ありのままネットに載せるのは気恥ずかしいですが、嬉しさもあります。
客観的に見て諸々のクオリティはきっと、ダウナーお姉さんのほうが高いとは思いますが、それはそれで成長の証ですかね。
なにはともあれ、どなたかお一人でも、本作を楽しんでいただけたなら幸いです。