ほとんど元原稿をweb用に形式的な校正をして、コピペしてただけなので、終わった感があまりないのですが(笑)、これにて完結です。
この作品は、公募応募は2回目、初めて納得いくまで仕上げて送ったものとしては初めての作品です。
去年の秋くらいに書いたので、明智シリーズより先に生まれた作品でもあります。
字数や時期的に応募できる文学賞が群像新人文学賞しか見当たらず、角川さんのサイトで言うのもアレですが、「純文学の文芸誌でも天下の群像様に果たして、私なんぞの小説を送って良いものか」とビクビクしながら、どうせ箸にも棒にもかからず、一次で切られるだろうと送ったら、一次通過し、二次落ちだったという幸運に見舞われた次第です。
いや、結果的に落ちてるけどさ…。
しかし、純文学系の中でも、トップクラスに堅い新人賞の中で、応募総数2016作のうちの160作に辛くも入れたことは、非常に自信になりました。
せっかくなので、web向きでは全くないのは承知の上、こうしてカクヨムにアップしてみたところ、フォローや評価を下さる方もいらっしゃり、ミステリー週間ランキングの1位に入れたりと、ここでも嬉しい想定外が続きました。
目を通してくださったり、応援してくださった方々に、ここで改めてお礼申し上げます。
ありがとうございます。
物語については、ネタバレになってしまうので、あまり触れませんが、わざと謎も残していますし、解釈の分かれそうなラストにしました。
時任先生や記者が誰なのかも、結局はっきりは明かしていないし、そもそも記者の話が全て真実とは限らないとだけ、言っておきましょう。
今回のことで、公募もまた書きたいなあ、夏の野生時代に再チャレしようかしら、という気分になってきています。
お前、明智の2部はどうした、という声が聞こえそうですが、何とか両立してやりたい…。
兎にも角にも、完結したということで、これを機会により多くの方に読んでいただけると嬉しいです。