• エッセイ・ノンフィクション
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「勝負あり!」

「ってこれまた、見事に負けましたわね。」
「まー最後の花道って奴だよ。しかし最初にわざと煽ったからって本当容赦ないな。一般の生徒相手に第一王子、騎士団長の息子、宰相の息子、学園のアイドル(男子)、そして勇者見習いの5人が総掛かりで死ぬ寸前まで傷めつけやがって……目を潰され右手落とされてるじゃねーか」
「あの女もあんな弱い者いじめみたいなのを見て格好良いですわーとかお疲れ様でしたとか、あの醜い本性を隠す努力をしたらどうなのかしら?」
「その辺はすまんな、元同郷だったものとして謝罪する。しかし周りも倒れた「俺」を少しでも気にかけろや……駆け寄ってるのは「君」と君の友人くらいか? こんな時でも君に付き従ってるとはいい友人を持ったな」
「ありがとうございます♪ 自慢の友人ですわ♪ まあこの茶番に何も言えずに付き合わせてしまったのは申し訳なかったですが……」
「まあ彼女の方は「ターゲット」から外しているので安心しろ。まぁそろそろ、奴らの狂宴にも飽きてきた、終わらせていいか?」
「ええ、腐っても公爵令嬢であるわたくしの突然の婚約破棄、追放劇が起こった後にあんな豚の様な歓声を上げるド腐れ貴族や生徒どもにも同情の余地はありませんわ。王子やあの女共々、宜しくお願いします」
「いい覚悟だ。では君の友人を身代わり人形を残してテレポートさせたから、後はこのボタンを押してくれ。それで終わる……くくっ、そんなに連続で押さなくていいぞ、余程溜まっていたのだな……」

……

異変を感じ取った護衛兵士が王宮のパーティ会場の扉を開けると、一面の血と臓物と糞尿に塗れた地獄だった。
何故か第一王子とその取り巻き4人、彼らを篭絡したと噂のあった男爵令嬢の「首」は兵士が近付くまでは頭の形をしていたという。まるで確実に始末しましたと見せつけるが如く兵士らの前でそれらは爆発四散した。
それと同時に各地で革命の火の手が上がり、事前にほとんどの貴族が死ぬと「知らされていた」周りの列強が一気に侵攻……栄華を誇った王国はわずか数日で歴史から消え去った。

同時期、とある国に現れた豪華な屋敷……そこでは主人と、まるで亡国の公爵令嬢の様に美しい妻、その友人であるメイドが何時までも幸せに暮らしましたとさ。

……

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