皆さま、こんにちは。或 るいです。
いつも温かい応援をありがとうございます。
この度、以前よりあたためていた物語『霞の向こうの、わたし』を、「カクヨム甲子園2025」ロング部門用のショートバージョンとしてお届けします。
主人公の雫が抱える心の痛みや、彼女が世界に向けてしまう眼差しには、実は、今まさに高校一年生としての日常を送る、十五歳のわたし自身のこれまでの人生で感じてきたものと、どこか深く重なり合う部分がございます。それだけに、この『霞の向こうの、わたし』という物語は、わたしにとって他のどの作品よりも特別な思い入れがあり、まるで自分の心の奥底を映し出す鏡のような存在でもあります。
「普通」という曖昧なものに馴染めず、笑顔の仮面で本当の自分を隠してしまう少女が、新しい出会いを通して、ほんの少しだけ自分自身と向き合い、成長していく、「夏の始まり」を描いた物語です。
この短い物語が、皆さまの心に何か少しでも届けられたら幸いです。また、同じように息苦しさを感じている誰かの、小さな支えになれたらと願っています。
ショートバージョンではありますが、雫の心の軌跡にお付き合いいただけると嬉しいです。
季節の変わり目、どうぞご自愛ください。
或 るい