サザン・ベルとは、アメリカ南部の美人の事を言うらしい。
本作の『ジェニファー=ズザンネ・サマーフィールド』は、アメリカ南部出身と言う設定にした事で、更にキャラクター性を掘り下げたのだ。
ディキシーの気質としてはどことなく日本人に近く、親近感を感じるらしい為か、結果的には主人公との関係性が深まったのである。
幕間 07 恋するサザン・ベルは、大人の階段を登った
https://kakuyomu.jp/works/16817139558426433930/episodes/16817330658541085502 また、作中で出てくるカクテルは、作者が気に入っているカクテルをいくつかチョイス。
ライウイスキー(主に【オールドオーバーホルト】)をベースにアプリコットリキュール、グレープフルーツジュースをシェイクしたカクテルである【サンタ・バーバラ】、または【バーバライースト】のレシピを知るバーテンダーに今のところ出会ったことはない。
【バーバラ】と言えば、アレクサンダーのベースをウォッカに変えたものとして認知されている。
こちらはウォッカをベースにカカオリキュール、生クリームをシェイクして提供するショートカクテル。
甘い香り、クリーミーな口当たりで女性にもおすすめであるが、アルコール度数で言えば焼酎のストレートと変わらない、レディーキラーカクテルなので飲み過ぎに注意。
基本となる【アレクサンダー】はブランデーベース。
私が個人的に好きな【パナマ】はラム酒ベース。
他に有名どころでは、ベースにミントリキュールを用い、ホワイトカカオリキュールと生クリームをシェイクした【グラスホッパー】もおすすめだ。
生クリームを用いるカクテルは、バーテンダーの腕の見せ所でもあり、中には初見の人からの注文には緊張するなんて声もあるぐらい。
さ、おまけであるお酒の話をしてしまうと止まらないもので、これはこれで短編にしてもいいかもしれないと思うばかりであった。
それでは次の幕間もお楽しみに。
are you ready?───。