• 異世界ファンタジー

追放の弓使い、完結致しました。

 追放の弓使いが完結致しました。
 追放された弓使いの1年間の奮闘記。そんなものを書きたかった次第です。
 直向きで謙虚なケイルには、書いている自分自身も教えてもらうことが多々ありました。
 謙虚さが度を越して謙り過ぎるのが彼の悪い癖ですが、たった一人の大切な人のために動き続ける彼の姿はひたすらにカッコいい。
 私もまた気の強い方ではないので、馬鹿にされてもコケにされても、謙虚さを忘れずに前を見続けるケイルに憧れてしまいます。
 楽しい物語をありがとう、ケイル。
 皆様にも同じようにケイルを応援していただけていれば幸いです。そして少しでも皆様の勇気になれていたら嬉しいです。

 さて、2021年5月1日から始まった本作も、493日連続投稿の末いよいよ終わりを迎えました。
 作品を完結させる時に手が震えたのは初めてです。
 ……長かった。途方もなく長かった。
 これほど長いものを書いたのは初めての事でしたが、最後まで書くことが出来て良かったです。毎日欠かさずに投稿し続けるという目標は、どうにか達成することが出来ました。
 

 そして目標を完遂した暁に、これから連載小説を書こうとしている初心者の方々に言わせていただきたい。
 「毎日投稿だけはするな」と。
 「するなら出来るだけ物語を短くしなさい」と。
 「せめて一章ごとに休憩を挟みなさい」と。

 体調、崩します。休暇、無くなります。
 ストックをためて挑んだとしても、体調が悪い日もあればアイデアが無いときもあり、いずれは必ずどこかでストックは無くなります。
 構成も演出も設定もままならなくなるし、締め切りが来て取捨選択もできない。推敲も出来ない。思いついたまま並べていかないと間に合わないという地獄に陥ります。
 一章ごとに連続投稿。
 これが一番、健康的かと思われます。
 私は大の負けず嫌いで、絶対にやってやるんだと思って突っ切ってきましたが、やはり体調を崩すことが多かったです。
 体調を崩すことは誰にでもあるわけですが、それでも休めないのが皆勤投稿です。我ながら何をやっているんだろうと思うことが一杯ありました。
 これから小説を始める方々には、自分の体の健康を第一に考えて欲しいと切に願うばかりです。

 なるべく矛盾が生まれないように後先を考えて、精一杯に書きました。反省点の多い苦しい道のりでしたが、当初の目標を果たせた今は皆勤投稿できた喜びで一杯です。
 今まで応援してくださった皆様。本当に、本当に感謝しております。一話一話に応援して頂ける皆様の労力が、私の背中を押してくれていました。何を書いて良いか分からない暗闇の中では、皆様の応援だけが光であり、支えでした。
 完結まで辿り着けたのは、毎話で応援ボタンを押して下さった皆様のおかげです。最後までお付き合い頂き、本当にありがとうございました。寂しくなりますが、皆様への感謝の心を胸に、私は新しい物語へと旅立ちたいと思います。

 では、また会う日まで、さようなら。

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