私は小説を読むのが好きです。
文章を書くのは苦手ですが、約2年前にこのカクヨムで小説を初めて完結させました。
今更ですが、初めて小説を書ききった感想を書いてみようと思います。
なお10年以上前に書き始めた小説がありましたが、完結に至りませんでした。
長編でいろいろなことを書きたいと思って少しずつ書き進めていきましたが、プロットなどなく思い付きでその都度書きたいことを書いていっただけでした。
それでも七割方書けていましたが、思い付きで書き進めていたため全体の整合性がとれておらず、書き直しも難しい状態となってそのまま放置状態となっておりました。
流石に10年以上経つと書きたいことも変わるので、この小説を書き続けるモチベーションが失った状態であります。
(ただ小説を書くという楽しさは感じていたので無駄だとは思っていません)
そういうこともあったので、クオリティはともかく書ききれたのは良かったと思っています。
書ききれたのは書きたいテーマを絞ったからだと考えます。
テーマは「幼い子を亡くした親の心情」という一点に絞りました。
書いている当時が幼い子を持つ身だったので、自分事として考えられて割とすらすら書けました。
私は登場人物に感情移入できると小説に没頭できます。
感情移入できるとまるで小説の主人公に同化したような感覚を持てます。
そういった感覚を持てることが小説の大きな魅力だと思っています。
だから、一人称で書かれている小説が好みです。
この小説も一人称で書きました。
幼い子をなくした親の心情を書きたかったので、主人公をどういった人物像にしたいとは特に考えませんでした。
しかし書き進めるにつれて主人公の人格が出来上がってきて主人公に愛着を持つようになりました。
自分で書いた小説のことでこんなことを書くのは恥ずかしいですが、書ききった時には主人公が愛おしくさえ思えました。
これは小説を書いて初めて得られた嬉しい発見でした。
小説を書いている人は登場人物が人格を持って独り歩きするような感覚に楽しさを覚えて書いているのだろうと勝手に想像しました。
このように私も小説を書いて楽しさを覚えたので、また小説を書きたいと思うのですが、なかなか筆が進みません。
このカクヨムでは数分単位で新しい小説が更新されています。
他の人が書いた小説を読むこともあるのですが、皆さん文章が上手いなぁと感心します。
自分の文章を読み返してみて稚拙で恥ずかしくもなります。
ただ、そんな数ある小説の中で自分の小説を読んでくださった方がいたのは大変嬉しいことでした。
自己満足で小説を書いていますが、一人でも読んでいただけると励みになります。
追記
読んでくださった方の小説も大変面白かったのですが、現在は削除されたようです。
また読みたいので復活していただけたら嬉しいです。