ども、青野です。
【俺の家に入り浸っている腐れ縁のセフレが、彼氏と別れた日にはエロエロになって甘えて来るんだが】が完結しました!
実に一年と四ヶ月の長編連載でしたが、こうして完結を迎えることが出来たのも、皆様の応援のお陰です!
まさか自分の作品がここまで伸びるとは、公開当初は思っても見ませんでした(笑)
元はTwitterでとある作品の宣伝ツイートを見たことが切っ掛けで、本作の着想を得ました(どんな作品かはTwitterで説明)
康太郎と星夏の物語はここで幕引きとなりますが、二人の幸せな日々はこれからも続いていくでしょう。
完結の挨拶はここまでにします。
続いては各キャラについてサクッと裏話。
荷科康太郎
本作の主人公。
初期構想時は、関係はそのままで星夏への好意はありませんでした。
けれども何か物足りないと感じて、いっそセフレ関係におけるタブーである相手への好意を持たせたところ、一気に物語が膨らみ出したんです。
不良だった過去もその一つだったり。
ホントにこの設定で良かった……。
康太郎という名前は星夏がこーたと呼ぶ理由付けとして、敢えて長めの名前にしたかったという理由です。
いい感じに腐れ縁感が出て良かった。
咲里之星夏
本作メインヒロイン。
この作品を書くにあたって何より注意したのは、如何に星夏が嫌われないようにするかでした。
ただでさえセフレ関係から物語が始まってるのに、康太郎が初めての相手じゃないわ、他に彼氏作って別れてを繰り返してるわで、おおよそラブコメヒロインらしからぬ設定なので……(汗)
それでも序盤は作者の力不足で苦手意識を持たせてしまったのは申し訳なかったです。
しかし、二章が終わった辺りから星夏の評価も上がっていって、最終章の頃には立派なヒロインに。
良かった…。
名前の由来は特に無いです。
完全に語感で決めましたw
眞矢宮海涼
本作のもう一人のヒロイン。
初期構想の頃には居なかったんですが、停滞していた二人の関係を動かす歯車として大いに活躍しました!
星夏とは対照的に序盤から安定した人気があったと思います。
この手の作品にいる、常識の範疇で騒ぎ立てる風紀委員系のキャラで行こうか迷ってたんですが、あまりギスギスし続けるのも良くないと、現在のキャラに。
彼女について語るなら、やはり懸崖撒手の願いでしょう。
あそこはめちゃくちゃ悩みました。
親心と乙女心的には康太郎に応えて欲しかったんですし、読者も海涼とのエッッを期待する人が居るだろうとも思っていました。
しかし、康太郎目線で考えた途端に応える訳にはいかないと感じました。
一途に星夏を想い続ける康太郎という軸がブレてしまうからです。
それなら、もうキッパリ断ろう。
そうして出来たのが本編の通りでした。
初恋こそ叶いませんでしたが、作中において重要な役割を担った彼女の存在感も決して劣るモノじゃありません。
そも、ストーカーも実際にいて、夏祭りから帰る時に襲撃される案もあったんですが納得がいかずボツに。
色々とアドリブを利かせていたキャラでもありました。
真犂怜
康太郎のバイト先の店長。
なんとなく一歩引いた大人目線のキャラが欲しくて、プロットに居ないのに登場したさせた人ですw
なので当然、当初は星夏の父親の浮気相手なんて過去はありませんでした。
ただ、せっかく登場させたのに単なる名前ありのモブキャラで終わらせるのも勿体なかったんで、丁度父親の浮気相手が誰なのか明言してなかったのもあり、そこに捩じ込みました。
最終的に星夏の後見人となった彼女ですが、もし背景を考えてなかったら、後見人は亜優さんになってたかもしれないです。
雨羽霧慧
展開的に関係を知ることになる海涼より先に、康太郎と星夏の関係を知ってる味方キャラとして登場させました。
自分的に恋愛脳のキャラは動かしやすい(代弁者とも言える)ので、空気を明るく出来て良かったです。
尚也の彼女にしたのは、うっかり康太郎を好きにさせないための作者自身への予防線です←
名前の由来は相変わらずナシ。
吉田智則
康太郎の友人その1。
大人びた康太郎とは違い、典型的な男子高校生として振る舞ってくれました。
もう少し活躍させたかったんですが、シリアス展開に似つかわしくないキャラ故に、中々出番に恵まれなかった。
要反省。
ちなみに最終的に彼女を作らせるか悩んで、結局止めた。
後日談とか書く機会があれば、もしかしたら。
枦崎尚也
康太郎の友人その2。
霧慧の彼氏として、康太郎の理解者でもあるので智則より出番に恵まれた。
霧慧と揃って、スピンオフが出来そうなポテンシャルは持ってます。
【完璧超人の年上幼馴染みが、今日も僕に告白してくる】とかそんな感じ。
咲里之侑香
星夏の母親にして、本作のボス。
星夏が理想の人を求めるようになった背景として、ネグレクトによる愛情の欠如を作るため、徹底的なまでに非道な人物として書きました。
序盤は浮気で裏切られて荒んだと見せ掛け、その実は元からそういう性格だったのは決まってました。
康太郎が考察した通り、ある意味で星夏のifでもある。
引っ越した先で幸せを見つけられたかは特に考えてません。
まぁあそこから立ち直れたら、それこそ一種の才能じゃないでしょうか。
梓河晋吾
星夏の父親にして畜生。
作中で傷付けた女性は5人もいるガチの畜生。
星夏の人格形成において、大きな影響を与えた。
実は海での再会は当初のプロットになく、助けた迷子の父親が浮気したコイツだったら面白くない?と軽い気持ちで組み込みました。
結果、めちゃくちゃ読者のヘイト買いましたw
七年経って成長した娘が分からなかったばかりか、大切とか宣わった家族も再び裏切ったこともあり、星夏の母親以上に嫌われてる印象があります。
後者に関しては、母親が制裁を受けたのに父親だけ幸せな家庭を築き続けるのって不公平じゃない←?と思って、勘当という罰を与えました。
特に詳しい背景は考えてませんでしたが、物心着いた頃から金にモノを言わせてた感じで、咲里之侑香と結婚する前にも複数の女性と関係を持っていたんじゃないでしょうか。
よく星夏が人の幸せを願える子になったなぁ。
清水行雄
咲里之侑香の再婚相手だった人。
特にナシ。
強いて言うなら、当初のプロットでは本編よりえげつないことやらかしてたくらい。
亜優さん&ハルちゃん
梓河晋吾の家族だった人達。
こちらも特に語ることはないんですが、星夏との関係は良好です。
裏話は以上です。
次回作の公開はまだ未定ですが、また皆様にお会い出来る日を楽しみにしております!
ではでは~。