書けなくなることあるんだなあ……って
空気がペラペラになって落ちていくばかりで
どこにも 誰の手にも乗らないんだ
ひろおい レストランに
お客はわたし 二人きり
テーブルには お皿が一枚あるだけ
ボーイさんは 白い彫刻 動かない
そんな感じ
開け放した扉を 閉めてほしい
風はほしいけど 時が逃げてしまう
わたしの肩には
「10年むだにしてしまったね」
とメッセージが貼られてる
いつのまにか それを貼って消えた人の影
誰だったのか どうしてもわからない
大切なことは いつもそんな風なんだ
振りかえったら いけないってさ
ペンが落ちた
落ちていくけど
地上は はるか はるか 下だ
はじける音は 聞かない
聞きたくない
※ あれ以来(どれ以来?)
全然書けなくなりました。
だから こんなものを
書いています。
みなさんも、ありますよね
こういうこと。