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何処かのオハナシ。どうでもいいオハナシ。不要なオハナシ。

どこかのタイミングで入れ込む予定。
かわいいんだよなぁ本当この子
入れ込んだらこちら非公開となります

カクヨムはイラストを簡単に載せれていい。なろうはわからん

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「私はナズナ、貴方様の為なら私は全てを捧げますわ!」

 スーパーロングヘアーの銀髪の神が嬉しそうに喜びを隠さず忠誠の言葉を語る。
 実物がない存在に忠誠を誓う事に疑問なんぞ必要ない。
 だってそれが彼女の本質なのだから。
 
 彼女は自分の全てを捧げた。
 主の為ならと人を殺した。神を殺した。自分と同じ旅神を殺した。
 主に使われる。必要とされる。役立っている! これ以上に喜ばしいものはない!!
 もっと、もっと、もっと、使える存在でいなくては!!!!

「主はもう君の事なんて要らないってさ」

 違う。違う。違う。
 主は、主君はそんな事言わない、必要ないなんて、要らないなんて、言うはずがない!!

「事実だよ。君が不要な存在になったんだ。邪魔、なんだよ。分かる?」

 ありえない、ありえない、ありえるはずがない!!!!!!!
 どうして、どうして主君、どうして私は不要になったのですか!?
 何が悪かったの!? 何を間違えたの!?
 いや、いや、いや!!! そんなはずない!!!
 答えて、答えてください!!! どうして、どうして答えてくれないの!?

「可愛そうなナズナ。愚かなナズナ。慈悲をあげよう。慈悲を与えよう。忘却という慈悲を」
「なず、なっ――!!!!」
「え、ぁ……?」

 殺されそうになった彼女を神が救った。
 同じく主に必要とされていた偽りの花。
 壊れかけの偽りの花。
 誰も知らない。知るはずがない世界に彼女を突き落とした。
 視界がシャットアウトされる寸前に見えた光景。
 安堵した様子の偽りの花。何故そんな表情をしたのか、壊れかけの彼女には分からなかった。





「初めまして。お前がナズナだな?」
「ぁ、ぅぁ、ぁ?」
「手を貸せ。主を壊すぞ」
「ぃ、ぁ、ぅぅ……」
「これ、大丈夫なのか? だがこいつがいないときっと、間に合わない」

 だれ。だれ。だれなの。あなたはだれ。だれですか。
 わからない。わからない。わからない。みたことあるきがする。きのせいかもしれない。
 わからない。

「どのくらいこの世界にいたのかは知らないが、その見た目を見るに相当ここにいたな。あぁ綺麗な髪も、愛らしい顔も、お前を着飾る服も全部汚れて……。もう、大丈夫だから」
「ぁ、ぁあ」

 あったかい。はぐ、だきしめ、どうして?
 あなたはだれなの、あなたはわたくしになにを。
 わたくしが、ひつよう?

「お前の力が必要なんだ。力を貸してくれ」
「ぅぁ、ぁあ、うぁぁ……!」

 うれしい、うれしい、うれしい。
 うそでもいい、うそでもいいの、わたくしをつかってくれるなら。ぜんぶ、ぜんぶささげる。なんでもする、します。
 だから、おねがい、おねがい、みすてないで、すてないで。



「可愛い服を着てもいいんじゃないか? 折角かわいい顔してるのに勿体ない」
「いいのです。これを見てくださるなら、私は地味でもいいのですわ」
「えぇ? それ、ただのリボンなんだけどなぁ……」

 赤いリボンで結ばれたツインテールの銀髪の神は「いいのです!」と嬉しそうに笑った。

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