ライブが終わり、宿に帰る途中でモンテローザ系列の居酒屋で軽く夕食とビールを飲んだ。
なぜなら青森駅前でめぼしいお店が見つからなかったからだ。
せんべい汁とか地域の名物を食べてみたかったが、仕方がない。
お腹も空いたし。
そこは九州をモチーフにした店で、羽つき餃子とチキン南蛮とビール2杯(お通し付)を頼んだ。
トータルで、三千円くらいした。
思ったより高かったが、クーポンを使うと1,000円引きになった。
その日は素直にホテルに帰り、寝た。
翌日、フェリー乗り場を見てみようと、ホテルから歩いたが、かなり遠かった。
地図では近そうに見えたが、実際に歩くと40分くらいかかった。
ほんの少し、もし良い時間の便があれば、フェリーで函館に行ってもいいかな、と思っていたが着いたときには既に受付時間を過ぎていた。
天候も含めて、今回の旅はやることなすことうまく行かない。
仕方がないので、フェリーの出港を見送り、バスで青森駅に戻った。
余裕をかましていたら、バスは幾つかのバス停に停まり、列車発車の数分前にようやく青森駅に着いた。
慌てて奥羽本線に飛び乗り、新青森駅に向かった。
青森から見て、新青森駅は秋田方面である。
危なく乗る方面を間違えるところだった。
都会と違い、1本逃すとしばらく列車は来ないのだ。
ということで何とか、新青森駅に着き、軽くお土産を購入して、新幹線で新函館北斗駅に向かった。
そして函館ライナーで、五稜郭駅に向かった。
なぜ五稜郭駅かと言うと、函館付近のラッキーピエロは混んでいると予想し、少し郊外なら空いているかなと算段したのだ。
五稜郭駅から歩いて10分くらいのところにラッキーピエロがある。
ところが店に入って、僕は失望した。
というのもお目当てのピザが今日はやっていないのだ。
どうやら三連休などの繁忙期は、手のかかるピザは休むらしい。
僕は落胆のあまり、その場で崩れ落ちそうになった。
(ちょっと大袈裟)
ラッキーピエロはハンバーガーが有名だが、ラッキーピザというのも、あまり知られていないが、僕としてはイチオシである。
普通のピザに名物のチャイニーズチキンが具として載っているのだ。
これがとても美味しい。
是非、皆様も函館に来る機会があれば食べてみて欲しい。
(繁忙期を除く)
しかし函館は観光地の見本みたいな街である。
食べ物はお寿司や海産物などの値が張るものから、ラーメンやラッキーピエロ、ハセガワストアの焼き鳥弁当とB級グルメも揃っている。
湯の川温泉を始めとして、温泉もそこら中にある。(地元の方しか来ないような温泉も市内に点在している)
歴史好きには五稜郭や土方歳三の最後の地もあるし、(マイナーだけど、四稜郭もあるよ)函館山付近には古い洋式の建物が点在している。
夜は函館山からの夜景を楽しめる(本当に感動しますよ)し、ギャンブル好きには競馬場と競輪場まである。
無いのは競艇場くらいか。
僕は二十代の半ば頃、就職して最初の配属先が函館だった。
そのため、函館に1年半住んでいたが、とにかくお金が無かったので、その頃はあまり函館を楽しめなかった。
(なぜお金が無かったかというと、函館はパチンコも盛んであったからだ)
というわけで、ラッキーピエロのピザは諦め、ハセガワストアの焼き鳥弁当を買って、札幌行の特急列車に乗り込んだ。
函館の焼き鳥は、鳥では無く豚を使う。(室蘭も)
タレが特に美味しいので、函館に来た際には是非、食べてみて下さい。
と、ここまで酔っ払ったような文章を書いているが、本当に特急列車の中でサッポロクラシックビール(しかも500m缶)を飲んで酔っ払っている。
ということで、ここまでで青森行の珍道中は終わりとする。
追伸 この日、函館競馬場に長澤まさみさんが来ていたことを後から知りました。
行けば良かった…。ちょっと悔しい。
札幌競馬場にも来ないかな…。