こんにちは。
シナリオスクールに通っていた時、無言のセリフをどうするか、ということを学んだことがあります。
シナリオですから、無言もセリフの一部です。
当然「……」になりますよね。
でも良い脚本は、ダメなんですって。
どういう状態で無言なのかを示さなければならない。
海に入って無言で指輪を探すのかもしれないし、
無言で抱きしめるのかもしれない。
小説も同じです。
会話の間に「……」を入れてあると、良い小説にはなれない。
良い小説というのは、オリジナリティがあること。
「……」の代わりになる文章は、作者の個性が出てくるから、他の小説と違ってきます。
これは大きなチャンスになります。
さて、『ブドウ畑でつかまえて』ですが、やはり無言を省いています。どこでしょうか。
よかったら読んでみてくださいね。
では、また明日。