• 現代ドラマ

推敲について その1

こんにちは。

今日は、推敲について。

花村萬月先生は推敲について
『文章をかっこよくすること』
と、ある本でおっしゃっています。

おそらく、『誤字脱字』はチェックされていると思います。
あれは推敲ではなく、確認。最低限のことです。

次にチェックされるのは
『てにをは』
でしょう。
これが結構難しくて、間違っている人が多いそうです。
下読みさんが優しかったら、見逃してくれるかもしれません……。

本当に大事なのは、
『ダブルミーニング』
ご存知ですか。
例えば、有名な
『頭痛が痛い』
は間違えないかもしれませんが、
『違和感を感じる』
はよく使うでしょう。
そもそも、『違和感』には『感じる』という意味まで含まれているので、動詞として使用しません。

他にも『馬から落馬した』とか、意味は通じるけれど、恥ずかしい言葉遣いがたくさんあります。
書くことだけを考えていると、恥ずかしい文章をダダ漏れさせてしまうのです。
今日書き上げたなら、絶対に今日人目に晒してはダメです。

本当の意味での『ダブルミーニング』はまた別の機会に。

推敲で大切なのは他にもあります。

削って削って削ること!!

ほとんどの小説には無駄な部分がたくさんあります。
会話や無駄な説明、いっそシーンごと省きましょう。
なんでも、作家が大事と思ったところほど、いらない部分らしいですよ。


長くなるので、残りは明日書きますね。

『ブドウ畑でつかまえて』でも省いたところはあります。
ダブルミーニングはできるだけ直しましたが、どうでしょうか。よかったら読んでみてくださいね。

ではまた明日。

1件のコメント

  • 成る程、私も使ってました!ありがとうございます
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