恋愛ジャンル・ラブコメは人気があるので、書けた方がいいとは思いますが、苦手なんですよね……。
リアルでも恋愛に興味がないから、絶対に書けないと思っていました。ドキドキするのは、走った時だけです。
そこで、KACには参加していませんが、Xの140文字小説で書いてみました。
最近、物騒な感じのばかり書いていますからね。たまには良い話も書かないと、脳がおかしくなりそうです。元々おかしいけど。
それに、よそのサイトの、ショートアニメ映像化コンテストに参加したくて。物騒なのを出しても、希望のカケラもありませんからね(ー ー;)
このノリでコンテストの作品も書きたいです。
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【お題 箱】これは加筆した分です
「はい、これあげるっ!」
幼馴染の女の子に、桜色の箱を渡された。
家に帰って箱を開けると、中には手作りのクッキーと、メッセージカードが入っている。クッキーを食べると、幼馴染の笑顔が脳裏に浮かんだ。
少し不恰好なクッキー。きっと一生懸命作っていたのだろう。
何かお礼がしたいと思った。幼馴染なので、彼女の好みは知っている。俺は桜色の箱に、彼女が好きなチョコを入れて返すことにした。
——これを渡したら、どんな顔をするだろう。
そんなことを考えながら、箱を渡す。
「クッキー美味しかった。ありがとう」
箱の中に、何かが入っていることに気が付いた幼馴染は、不思議そうな顔をしながら、箱を開ける。
そして中を見た瞬間、彼女は笑顔になった。手には俺が返事を書いたメッセージカードを持っている。
『好きです 俺も』
色んなところが痒い。