• 現代ファンタジー

執筆1年目の小説の書き方〜各話はどうやって書き進めるの?〜

こんばんは、碧木です。
普段は「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」という小説を書いています。

毎週書いている近況ノートのテーマについて、Xでアンケートを取らせて頂きました!
※ご回答頂いた皆さまありがとうございます!

今回はご希望を頂いた「小説の書き方に関するあれこれ」から小説の各話の書き進め方をテーマに書きたいと思います!

《最初に・・・》
実際にどんな形で進めたのかを具体的にするために、25話〜30話の東櫻大学100周年記念祭編を元に書いていこうと思います。

※解説にあたり、多少のネタバレを含みますので、「本編がまだだから読みたくない!」という方は程よいタイミングでご覧頂ければ嬉しいです。

《執筆の流れ》
①大筋をメモ書きする
②初稿を一気に書いてみる
③寝かせる
④書いた話を見返す
⑤書き直す
⑥寝かせる

④〜⑥を繰り返す
⑦各話の切れ目とタイトルを探す
⑧推敲
⑨ルビ振り
⑩アップ完了

《実際の流れ》
①:大筋をメモ書きする
2023年2月から小説の連載を始めるにあたり、それぞれの月で起こるイベントと、どういう内容にするのかを決めています。

最初のメモ書きはこんな感じです。
東櫻大学イベント
100周年イベント
理事長より依頼あり
東櫻大学関係者を外してほしいという依頼のため、任務は柊と永遠、サポートで澪が行くことに。
ホールと展示ブースに分かれて対応
校庭に結界が出現、永遠が対応に向かう
鷲尾兄の言葉で悩んでいたが、吹っ切れる
めちゃくちゃ負傷するがなんとか浄化する
鷲尾澪(角端)覚醒
結界から出てきたところを鷲尾兄の差し向けた下級神官に襲われそうになるが、澪が角端として覚醒し撃退。

はい、すごいざっくりですね。
これだけです。
主人公の戦闘シーンなんて「めちゃくちゃ負傷するがなんとか浄化する」だけですからね(笑)
普段は練り込んだキャラクター達に詳細な展開は任せているので、細かく決めすぎると書けなくなってしまうんです。
プロットには何度もチャレンジしたのですが、キャラクター達が動かなくなってしまい、自分自身も苦しくなってしまったので諦めました。

②:初稿を一気に書いてみる
①のざっくりしたイメージを元に一気に書いてみます。
ちなみにこの25~30話にあたるパートを書いたのは2023年8月19日でした。10549字だそうです。
その時に書き上げたストーリーの概要はこんな感じです。
★修練場での冴木×永遠の相談シーン
★柊×澪の手合わせシーン
★任務依頼からの実際の任務スタート
★校庭に怨霊発生、永遠撃退
★澪の覚醒→柊との会話のシーン

③:寝かせる
書いたらその日は触らず寝ます。

④:書いた話を見返す
平日の通勤時間等に見返して追加してみたいアイディア出しをします。
平日には加筆・修正は行いません。

⑤:書き直す
平日に溜めておいたアイディアを週末に文章に起こしていきます。
加えてみたり、不要になったシーンを消したりしてみます。また並行して前のパートを推敲アップしているので、その影響で変更になった設定などを入れて調整していきます。

⑥:③〜⑤を繰り返す
初稿を書いてからは着地点を模索してひたすらこねます(笑)
もしかしたらお気づきの方がいらっしゃるかも知れません。25話のアップ日は11月6日だったので、3ヶ月前です。
自分だけだと世界に入り込んでしまうことがあるので、妹ちゃんに所感を聞いたりします。
とにかく自分が納得出来るまで物語を練り上げます。
このタイミングで以下が変更となりました。
☆こんな大きなイベントで眞白父が主催しているのに眞白が来ないのは違和感では?
☆体育祭が終わったばかりなので、戦闘シーンは校庭じゃない方が良いかも!

⑦:各話の切れ目とタイトルを探す
当然ではありますが、月に2~3回各話をアップしていると、そろそろ各話のアップ準備を始めなければいけません。
このタイミングで各話の切れ目を探します。読んでくださる方の負担にならないように2000~2500字で一旦まとめていきます。ただし、ダイナミックな加筆修正によって切れ目が変わるので、1話想定外に増えることもしばしばです。
物語が固まってきたタイミングでタイトルを探します。サブタイトルにつけていることわざもこのタイミングでことわざ辞典から探し始めます。
⑧:推敲
文章におかしなところがないか、妹ちゃんにも読んでもらいます。ぎりぎりまで一番合っている表現を探して調整します。

⑨:ルビ振り
よし!と決心がついたらアップの準備を始めていきます。人の名前や地名、常用漢字以外のものにルビを振っていきます。
アップ準備が完了したら時間を空けて最終チェックします。

⑩:アップ完了
月曜日の朝に準備の隙間時間でアップします。noteは有料会員ではなく日時指定ができないので、カクヨムも同じタイミングでアップします。

《ちなみに・・・》
②:初稿を一気に書いてみるをやる日はそのエピソードしか書きませんが、③〜⑤を繰り返している間は、だいたい他のエピソードと同時進行です。

東櫻100周年記念祭の初稿を書いたタイミングでアップしたのが17話(永遠覚醒編)なので・・・
17話〜永遠覚醒編(白虎邂逅編):⑦〜⑩
21話〜壁にぶつかる編(体育祭編):③〜⑤
25話〜克服編(東櫻100周年記念祭編):③〜⑤
3つのエピソードを同時進行でやっている感じです。

10万字執筆に向けて毎週更新をさせて頂いていたのですが、エピソードを練り込む時間が確保できなくなってしまったので、今は月2~3回の更新に戻しています。
これから重要なエピソードが続くので、大切に書かせて頂きます!

《最後に・・・》
読んでくださり、ありがとうございました。私が書いている小説「君の消えた日-二度の後悔と王朝の光-」にも興味を持って頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。

https://kakuyomu.jp/users/aoblue_28









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