『かみさまなんてことを ~少女冒険者と騎士~』への初★★★ありがとうございます! フォロワーさんも増えて、ありがたい限りです! やっぱりカクヨム断ってNolaに向き合うのは大事ですね。評価は儲け物くらいに思っていた方が穏やかです。
今朝も毎話のあとがきを書いていたんですけど、web小説によくある知識無双について。ちょっとしたアイデアで持てはやされて爽快な気分になれるアレですが、ノートへ個人的に思うところを書き綴ります。
いつも読んでいて思うんですけど、知識無双ってちょっとモヤモヤするところが多いんですよね。まず、どんな知識でもその社会に合う合わないがあります。タブーなどもありますし、文化的に受け入れられないかもしれません。流石にそういう部分はweb小説でも割とちゃんと書かれることも多いですよね。
次に失敗の数と時間。何か新しい事をやろうとしたり作ろうとすると、凄まじい数の失敗と無駄な時間を過ごすことを、企画や物作りを経験された方ならご存じでしょう。それがある作品って少ないですよね。
そしてどれだけ良いアイデアで優れた物ができたとしても、普通はまず既存の権益者、技術の所有者、流通といったものとぶつかると思うんですよ。時には技術を奪われ、人死にさえ出るかもしれません。権力者から取り上げられるかもしれません。
新しい物を作ったり流行らせることもそうです。例えばweb小説の主人公にありがちな陰キャには人脈作りなんて到底成しえないと思うんですよね。それこそ、浪費家で酒好き女好きで借金しまくりの主人公の方が、経済を回して人脈を作って知識無双するには向いていると思います。例えばユリウス・カエサルみたいに。
結局、一般人が知識無双できるのは小さくて素朴な村か、未開で素直な原住民までじゃないかなあとか思います。
こういったのをちゃんと書いてくれる知識無双系・クラフト系って増えてくれるといいなと思います。書く方は興味ないので私は書きませんがw
ちょっと知識多すぎない? とは思いますが、『本好きの下剋上』はその辺、面白いのでお勧めです。