【脚本の読み方】(簡略)
柱・ト書き・セリフ
★柱=○←記号の○は『柱』場所を示す。
★ト書き=地の文は3文字空けて表記。
『×××』が入った場合は時間が飛び、カット切替。
T『~』←テロップ(タイトル)
★セリフの前には必ず人物名が入ります。
山田「~~」
山田M「~~」←Mはモノローグ=心の声
N「~~」←Nはナレーション
山田N「~~」←山田の声でナレーション
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これから、シナリオセンターのゼミで発表しているペラ20枚シナリオを発表していきます。
最新の作品/評判の良かったものから発表していきます。
(後からこの場で発表したものの方が稚拙な可能性あり)
ペラ=20文字×10行=200文字となりますが、
通常は、原稿用紙20文字×20行=400文字で1枚として書くため、
20枚シナリオと呼びますが、実際は原稿用紙10枚分のシナリオです。
脚本は、小説と異なり特殊なルールで記述されます。
【脚本の読み方】
脚本は小説と異なり、できるだけシンプルに記述します。
映像・アニメにおいて、衣装やデザインは『画面上で表現するもの』であるため。
説明文も最小限に留めるため、あっさりしたつまらない文章に感じる可能性があるという事は念頭において、読んで頂ければと思います。
ただし物語上必要な衣装・小物は詳細に書く場合もあります。
柱・ト書き・セリフで構成されます。
↓
★柱=○←記号の○は『柱』と言い、場所を示します。(朝)(夜)等の最低限の時間指定が入る事はあり、それ以外は基本昼間です。
★ト書き=地の文は3文字空けて表記。
ト書きの中で『×××』が入った場合は時間が飛び、カットが切り替わる。
T『~』←テロップ(タイトル)
★セリフの前には必ず人物名が入ります。
山田「~~」←日本人の場合、男性は名字、女性は下の名前がセオリーですが、家族がいる場合や友人関係・外国人の場合はその限りではありません。
山田M「~~」←Mはモノローグ=心の声
N「~~」←Nはナレーション
山田N「~~」←山田の声でナレーション
つまり、あくまで映像の設計図が脚本です。
脚本は、演者やスタッフがわかる範囲で書かれるものであり、一般視聴者(読者)に読ませるためのものではなく、製作の裏側の設計図に近いものと言えます。
経過時間は概ね400文字原稿用紙(20文字×20行)で1ページ、約1分の目安です。
(当然、ある程度の長さの前後はアリ)
本来、Word等の原稿用紙フォーマットで書かれていますが、WEBにアップしたバージョンは連続表記なので、行数&文字数で判断して頂く必要があり、映像としての時間の目安はわかり難くなっているため、Word等のフォーマットにコピペすると経過時間がわかり易くなります。
ペラ20枚(原稿用紙10枚)シナリオは、通常は10分というショートムービーになるため、TVアニメで言えば冒頭のAパート程度の長さになると思われますが、実際に作った時に、監督や演出次第では、もっと長くする事も短くする事も可能です。
人物紹介の年齢設定は、
山田(30)と表記しますが、例えば、エルフの場合も、エルフ(18)といった形で表記します。
これは、あくまで実写にした時やアニメで絵にした時の見た目年齢のイメージとなります。
自分はアニメ系の作品の脚本も書くので、キャラクター年齢は別途表記しようと思います。
この場合、1000歳を超えるエルフ(18)といった形にしようかと思います。