穴守くんを書くきっかけは?
漱石の「二百十日」がヒントです。ほとんど会話で小説を書いてみたかったのです。
主人公の弱くてちっちゃい穴守くん、も、「二百十日」の中のせりふ、「弱い男だ」がヒントになりました。
書き終わって反省点はありますか?
最初の頃は句読点が少なくて、で、改行も少なくて、読みにくい文章になってしまいました。反省です。あのぎっちり感は、なんとなく明治っぽいかなと思ってやったんですけれど、ま、失敗でしたかね。
それで終わりですか、もっとあるでしょう。
きびしいな、あんた。そーねー、明るくライトに楽しい活劇を、目指しました。けれども、終盤は、シリアスになってしまいました。私の資質ですかね。根の暗いところが出てしまいました。
主人公の穴守くんが、あまり活躍しませんが。
そ、それは言われたくなかった。穴守くんは、せりふを言わせづらかったし、動かしづらかったです。穴守兄に喰われてしまいました。
数少ない読者さんへひとこと。
読んでくれて、ほんとうにありがとうございます。書いていて、読んでくれるひとがいるということは、ほんとうにほんとうに励みになります。ありがとうございました。
次回作も、よろしければ、お読みください。