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咆哮戦記ヴルカーン◆世界観設定メモ⑥魔族(ステルラ・イーレ)

◆非常に長命である。殺害されない限りはずっと生き続ける事が可能な者もいるし、不死の体質の者もいる(その不死の魔族を唯一殺せるのは神代人やHRクラスの〈大いなる騎士〉である)

◆主な特徴としては、血の濃い者は魔杖を使わずとも魔術・魔導を扱える。また魔道を使える。性別があるものの、一定ではない。魔族の血を受け継いだ者の中には、後天的に性別が変わってしまう者もいる程。魔族の血が濃い者は意識的に性別を変える事が出来る。また魔族血統が濃い者で血統騎士として生まれる者は、ごく僅かな例外を除いて存在しない。

◆皮膚の色が様々の人種が多い。また角が生えている者と耳が長い者が数多い。

◆吸血でエネルギーを補給する吸血種も存在する。

◆毒・呪殺が効かない。また、身体に毒・呪殺の効果を持っている者が数多い。

◆魔族しか発音出来ない〈魔族語(ステルラ・カントゥス)〉を扱う事が出来る。それから様々な言語の発話・文章を、学習していなくても直感的に、その大意を理解する事が出来る。

◆先天的にテレパシー能力を持ち、相互に念話で会話する事が出来る。

◆器物・棺桶に封印されている(もしくは思念体となって引き篭もっている)魔族も存在している。概ね、それらの魔族は神代歴から生きている『純血の魔族(ステルラ・イーレ・スペリオール)』である。悪行が過ぎて懲罰的に封印されているケースや、時々現れる『英雄』との間に子供を作る目的で自ら引き篭もっているケースや、数百年単位の長期間に渡る経過観察を必要とする実験をしているケースと、封印されている背景は様々である。ただ単に寝ていたいだけというケースもある。

◆約束事を交わす時は『大いなる母スライヤーナとの盟約に従って』と前口上を入れる事が、文化的習慣になっている。

◆力のある魔族は自らの魂魄を分割して、器物に納めて保管する事が出来る。そして、自らの肉体の完全なコピーを作り、自らの魂魄をそれに移し替える事も出来る。その為、実質的に不死の状態になる事が可能である。

◆『契約の石(Gnafoaiw)』を媒介に他者に融合出来る能力がある。その石によって魔族と契約を果たした者は血統騎士と同等の身体能力と、変身して『時が止まった世界』で戦う能力と、HRクラスの〈大いなる騎士〉と同じく奇跡や超常現象を発生させる事が出来る〈絶対なる巨人(Flkfaeoawk)〉を操る力を得られ、絶大な力を奮う事が出来る。また魔族が『異邦人の国(地球世界)』で生活する為に、『異邦人の国』の人間と石を介して契約を結ぶ事も多い。

◆『契約の石』の出現条件は判然としておらず、偶発的に出現するケースが圧倒的。魔族ですら予想は不可能である。

◆108の部族に分かれている。

◆多種族と没交渉ぎみの部族もあり、そういった部族は神代語で〈Elrufoo(孤高なる者)〉族と総称される事が多い。また、隠者となった魔族の自称・他称にも〈Elrufoo〉という言葉が使われる(「自分はElrufooだ」「彼の者はElrufooである」)

◆地下を中心に暮らし、鉱石採集と加工品製造を行なっている部族は〈Dovwafoo(地下に侍りし者)〉族と総称される事が多い。力仕事を生業としている事から、頑健な体躯の者が多いのが特徴である。職人をしている立場の魔族を称する際にも、この〈Dovwafoo〉という名称が使われる事がある。

◆単眼、もしくは複数の目を持つ部族もある。目がない部族もあり、そういう部族は触覚が非常に発達している事が多い。また顔に目がないが、他の部分にある部族、身体中に目がある部族もいる。

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