• エッセイ・ノンフィクション

父の愛した花

今日は、実家へ不動産のことで行くことになりました。
そして、用件は終わり帰ろうとしたら、オレンジ色の可愛い花が玄関の所で咲いてることが目に入りました。

この花は確か「ノウゼンカツラの花」
父がとても好きだった花です。

生前父とリビングからこの花を眺めて。
「お父さんはあの花が好きなんだ。とても丈夫で可愛い花なんだよなぁ〜今年もまた綺麗に咲いてくれたよなぁ」って。
しみじみ話してくれたことが蘇ってきました。

庭の南東の端っこの方にカーテンのような感じで咲いていた花でした。しかし父が亡き後、その花が咲いていた部分の木は伐採してしまいので、
このノウゼンカツラの花もその時無くなってしまったと思っていました。それが玄関の入り口付近にあったのは驚きでした。

南東から北西に・・・・

父がその位置に苗を植えた話しは聴いたこともありませんし、父が亡くなって今年で19年目です。
毎年この時期頃には実家にも立ち寄っていはずですが見たことは無かったです。

咲いてることに気がついたのが今日って。
それも、土地の計測に関わる話しの日に。

鳥が種を運んで来たものなのか?
どうして今日咲いてることに気がついたのか?
不思議なものです。
「お父さんはここで、この家を守っているよ」と言わんばかりでした。

この家には、私の独身の兄が暮らしてますが、働いてる兄は放ったらかし。
庭の手入れは毎年人任せ。(地域のシルバーさんにお願いしてます)
今年の庭は、まだきてもらえてなく、ボウボウ。
ノウゼンカツラの咲く場所もないほどです。

それなのに、ノウゼンカツラが玄関先で健気に咲いて必死になって咲いてるのはとても不思議でした。

兄には、その話しをしてノウゼンカツラの花だけは、大切にしてもらうように話しておきました。

2件のコメント

  • コメント失礼します(´▽`*)

    鮮やかな色の花ですね👀✨
    天気のいい日の映えるかわいいお花ですね~
  • おはようございます😃コメントありがとうございます。どいうわけか、南側にあったはずのこの花が咲いててビックリしました。
    ノウゼンカツラって言う花です。オレンジと朱色が混じった鮮やかな花です。❤️
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