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読者に救われるということ

長い間ネットで小説を書いていますが、反応がなくて何度もくじけそうになり、どうにか上を向いて書いて、またくじけそうに……を延々と繰り返しています。

元々、誰かに読んで欲しいと言うよりは、自分が書いて読んで面白いから書き続けているというのが物凄く大きかったので、独りよがりの作品多めだったのかも知れません。
流行廃りにもう少し敏感になれば、面白い話がもっと書けたかもしれませんが、それも面倒だし、何より、私は自分の趣向が激しくマイナーなのを知っていました。

少年誌を読んでいたとき、好きな漫画は直ぐに打ち切りになりました。
皆が注目する話より、自分の趣味にどストレートに突っ込んでくるような作品ばかり読みあさりました。
勿論、王道も好きですよ。でも、自分が好きだと思う作品は主流ではないというのはよく分かっていました。

実際、時代の流行というモノは確実に存在していて、そこにピンポイントで食い込めば結構アクセス数やポイントが稼げるのは知っています。
けど、だからといって、書きたいものと全然違うものを書く気にはなれなかったし、書こうとも思いませんでした。

完結が一番の目標であったため、自分の作品がどんなに長くなっても辛抱強く書き続けました。
それが、自分の作品に対する責任だと思いました。

今回、そうやって書き上げた「虚空の惑星」をカクヨムに転載したことで、実は需要があったのだという感動をひしひしと感じ、当時泣きながら書き続けた自分に感謝しました。

そして、カクヨムで私の作品を見つけ、好きになってくれた読者の方々にも、最大級の感謝を。
何より、作品は読まれなければ面白さをわかって貰えないのです。
読むという、時間を割く行為を、私の作品のために使ってくれて本当にありがとうございます。

次はどうしようかなと、だんだん執筆中のワクワクを思い出し、次はもっと読者に楽しんで貰える作品を書きたいという気持ちが湧き上がってきます。

連載はもう少し続きますが、その後、また新しいお話を届けられるよう、準備を進めたいと思います。
そして今度は、新作で読者様を沸かせたい。

読まれる、反応が来る、返信する、というこのサイクルが、私にとって物凄く刺激的なことです。
底辺でも書き続けてきて良かった。
本当にありがとうございます。
最後までどうぞ、お楽しみください。

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