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「虚空の惑星」について少し

先日から掲載始めました、「虚空の惑星(https://kakuyomu.jp/works/1177354054885648076)」についての話です。


かなり昔の作品、と言ってどれくらい昔を想像されるかですが。
私が高校3年生の頃に書いた4万字弱の作品が元になっています。

虚空の惑星<ANOTHER STORY>
https://ncode.syosetu.com/n3723c/

↑超恥ずかしい内容なのですが、気になる方はどうぞ。

初めて書いた長編SF、何故か主人公がアラフィフのおっさんという、高校生が書く内容とはとても思えない物でした。

私が高校生だった頃、まだ20世紀でしたが、80年代から90年代のハリウッド系SF作品に物凄く影響を受けていまして、いつかこんな作品を書きたいと常々思っていたようです。
社会の授業で作品やレポートを作って提出しなさいというのがあり、今まで習ったことを活かしていれば小説でも良いというので小説を書きました。
社会情勢や環境問題、その後起きうると懸念されている核戦争などを使って未来の世界を描けないかと思っていろいろ練っていたらこうなったようです。

その頃はまさか自分が小説を書くのを趣味にする人間になるなんて、思いもしませんでした。
何しろ、漫画家を目指していたので!!

結局、私の夢は叶わず、今は普通の会社員ですが、あの頃の情熱を忘れたわけではなく、今もこうして趣味でずっと書き続けているというのは、自分でも驚きです。

初めて「虚空の惑星」を書き始めてから、20年以上経ちました。
なろうでの連載が完結したのが2011年でしたから、かなり長い間自分に関わり続けた作品です。

カクヨム掲載にあたり、昔はそれほど意識していなかった改行による読みやすさの改善、誤字脱字修正を行っています。
内容の改編はありません。

読み直しながら、なんて恐ろしい内容の作品を延々と書いていたものだと驚いています。
そして、あのときはこれで完璧だと思っていたけれど、時が経つとやはり大人でも成長するらしく、文章の粗、表現の粗が気になって仕方がない衝動に駆られます。
しかしそこは敢えて当時のままで、文章として問題のある箇所のみ修正することに徹しました。

青春時代、虚空の惑星とディック・エマードに捧げた私の時間を思い出しながらの作業です。

カクヨムにアップして直ぐに反応があったのは大変驚きでした。
全く読まれないと思っていたのです。
なろうでも、昔の作品にもちょこちょこと反応くださる方はいらっしゃいますが、こうして転載した結果、新たな読者を得たことは、作者としてありがたいことだと思っています。

苦しみながらも前を向くという私好みのキャラクター、それがディック・エマードです。
恐らく今で言うところの俺TUEEとか、チートとか、そういう存在です。

全111話ですので、最後までお楽しみいただければ幸いです。

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